普段ウイスキーは飲まないけれど、記念品やお礼としてウイスキーボトルを贈られた経験のある方はいるのではないでしょうか。
飲んでボトルを空にすることもできず、かといって捨ててしまうのも忍びないと感じるのであれば、買取を検討してみるのも1つの手です。
今回はそのような方のためにウイスキーの買取相場をまとめました。
ウイスキーを買取に出そうと考えている人はぜひ参考にしてください。
ウイスキーの買取相場一覧表
ここでは高値で取引されているウイスキーを中心に買取相場の一覧表を紹介します。
▼ウイスキー買取相場一覧表
メーカー名 | ブランド名 | 酒齢 | 買取相場 |
---|---|---|---|
サントリー | 山崎 | 18年 | 6万円~8万円 |
サントリー | 山崎 | 25年 | 50万円~80万円 |
サントリー | 響 | 21年 | 4万円~5万円 |
サントリー | 響 | 30年 | 30万円~45万円 |
サントリー | 白州 | 25年 | 25万~40万円 |
サントリー | ザ・マッカラン | 30年 ファインオーク | 33~38万円 |
シーバス・リーガル | ロイヤルサルート | 38年 | 2~5万円 |
ベンチャーウイスキー | イチローズモルト | 15年(羽生) | 4万円~15万円 |
ウイスキーの中でも特に代表的な銘柄をまとめましたが、特に山崎や響、白州などのジャパニーズウイスキーは人気があるようで、酒齢の高いものは特に高値での買取が期待できます。
買取相場額が高いウイスキーの人気ブランド
ここからは高値での買取が期待できるウイスキーを一覧で紹介していきます。
自宅で眠っているウイスキーのボトルがここで紹介されていたら、買取に出すことを考えてみることをおすすめします。
サントリー「山崎」
ジャパニーズウイスキーの中でも特に高い知名度と人気を誇るのが「山崎」です。
山崎は京都府の山崎町で製造されているウイスキーで、日本で製造されているウイスキーの中でも屈指の人気を誇ります。
日本を代表するウイスキーである山崎は、日本国内に多くの愛好家がいるのはもちろんのこと、アメリカ、中国、ヨーロッパにも愛好家がいます。
山崎の買取価格はジャパニーズウイスキーの中でも高くランク付けされていて、種類によっては買取価格が10万円に迫るものがあります。
サントリー「響」
ジャパニーズウイスキーの中でも高級ウイスキーに位置づけられているのがサントリー「響」です。
日本で人気があるのはもちろん、海外からも注目を集めるため、品薄状態になっていることも多く、そのため買取価格が高くなる傾向にあります。
特に酒齢が21年を超えると買取価格はそれ以外のものと比べて高くなるほか、「響35年<有田焼>」、「響35年<九谷焼>」などの特別なボトルの響も高値での買取が期待できます。
サントリー「白州」
ジャパニーズウイスキーの中でも山崎と並ぶ知名度と人気を誇るのが「白州」です。
1994年に誕生した白州は、甲斐駒ヶ岳から流れ出す清冽な雪解け水を元に製造されたウイスキーで、フレッシュな味わいが特長です。
白州の中でも長期間の熟成を経て製造された「1985-2004」は、販売価格に比例して買取価格も上昇しています。
また、25年ものも買取市場では高く評価され、ショップによっては10万円前後で取引されています。
サントリー「ザ・マッカラン」
原料に水、イースト菌、大麦のみを使用している「マッカラン」は、その格調の高さから「モルトウイスキーのロールス・ロイス」という異名が付けられているほどです。
マッカランは非常に種類が多く、安いものでは数千円程度で入手できますが、高いものでは数百万円するものもあります。
そのため、買取価格に非常にばらつきがあるのがマッカランの特徴です。
シーバスリーガル「ロイヤルサルート」
アメリカでも屈指の知名度を誇る「シーバス・リーガル」ですが、そのルーツは1800年代初頭にスコットランドで開店した酒屋にあります。
シーバス・リーガルの中でもロイヤルサルートは人気が高く、特に32、38年ものは高値での買取が期待できます。
シーバス・リーガルはその美しいボトルにも価値が見出されていて、特に「アイコン」注目度の高い1本です。
製造年数がまだそこまで経っていないにも関わらず高値での買取が期待できます。
ベンチャーウイスキー「イチローズモルト」
埼玉西部の自然あふれる秩父で営業しているベンチャーウイスキーで製造されている「イチローズモルト」。
日本だけでなく世界中に愛好家がいるイチローズモルトは、ウイスキーに関してさまざまな受賞歴があります。
イチローズモルトにはさまざまな種類があるため、買取額にも幅がありますが、中には20万円前後で買取されるものもあります。
特に「秩父 ウイスキー祭り」は高値で取引されることが多いのが特徴です。
安い・古いウイスキーは買い取ってもらえる?
安い、もしくは古いウイスキーであっても、ウイスキーの買取を得意としている買取専門店に依頼すれば買い取ってもらえる可能性は充分にあります。
特に古いウイスキーは種類によって高値で買取してもらえる可能性があるので、事前に買取業者がホームページに掲載している買取リストをチェックするのがおすすめです。
安いウイスキーは単体では買い取ってもらえないケースもありますが、高値で取引されているウイスキーとセットにすることで買い取ってもらえる可能性があります。
ウイスキーの買取相場を高めるコツ
せっかくウイスキーを買い取ってもらうのであれば、少しでも高く買い取ってもらいたいものです。
ここではウイスキーを少しでも高く買い取ってもらうためのコツをポイントごとに分けて解説します。
保存状態に気をつける
市場で高値で取引されているウイスキーだったとしても、保存状態が悪ければその評価は大きく下がってしまいます。
特に気をつけなければいけないのは液漏れですが、コルク栓が劣化している場合液漏れに加え、液面が低下してしまう可能性があります。
このような事態を避けるために、ウイスキーは基本的に箱から取り出さずに冷暗所で保存しておきましょう。
また、箱やラベルの汚れもマイナス査定に繋がる可能性があるので、落とせる汚れであれば事前にしっかり落としておきましょう。
複数のウイスキーをまとめて売る
ウイスキーを売る時に限ったことではありませんが、商品を買い取ってもらうのであれば一度に複数の商品を査定に出しましょう。
買い取る側としては、1回で買取できる点数が多ければ多くなるほど、手間をかけることなく多くの商品を仕入れることが可能になります。
そのため、バラバラに見積もりを依頼するよりも、一度に多くのウイスキーを査定に出したほうが高値で買い取ってくれる可能性が上がります。
箱や薄紙などの付属品を揃える
ウイスキーはコレクションとして収集する方が多いため、付属品の有無は買取価格を大きく左右します。
ウイスキーの場合は箱や薄紙などの付属品はできるだけセットで売るようにしてください。
箱や薄紙がない場合、箱や薄紙が汚れてしまっている場合はマイナス査定は避けられないかもしれません。
ウイスキーは飾った時の美しさも価値を生み出しているので、査定に出す時はできる限り完品の状態にしておきましょう。
なるべく早めの査定依頼を心がける
ウイスキーは保存状態によっては劣化が著しい物なので、売却すると決めたらできるだけ早く査定を依頼することをおすすめします。
中にはプレミア価格がつくまで保存しておきたいと思う方もいるかもしれませんが、保存状態が悪ければそれ以前の問題になってしまいます。
売却しようとしているウイスキーが少しでも劣化していると感じられたら、それ以上の劣化を避けるためにできるだけ早く査定見積もりを依頼してください。
ウイスキーを売るなら買取専門店がおすすめ
ウイスキーを売る場合、オークションでの処分やリサイクルショップでの買取という方法もありますが、可能であれば専門の知識を持ったスタッフが在籍している買取専門店を利用することをおすすめします。
ショップの中にはお酒に関する知識のないスタッフしか在籍していないお店もあり、そのようなお店では高値での買取は期待できません。
ウイスキーに精通しているスタッフが在籍している買取専門店なら、適切な価格で買取してもらえるでしょう。