以前は音楽に親しんでいたけど、最近は全く音楽に関する活動をしていない。
そんな方の中にはアンプを自室で眠らせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では不要なアンプを処分したいと考えている方のために、高く買取してもらえるアンプや、アンプを少しでも高く買取してもらうためのコツなどを紹介していきます。
アンプの買取相場一覧表
ここではアンプの中でも特に高く買取してもらえるアンプのブランドや、アンプの種類を紹介していきます。
以下の相場表の中に自宅で眠っているアンプがあるなら、思い切って査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
▼アンプの買取相場一覧表
ブランド | 商品名 | 買取相場 |
---|---|---|
Fender | 65 Super Reverb Reissue | 6万~9万円 |
DENON | PMA-SA1 SP | 13万~20万円 |
Kemper | Profiler Rack | 8万~12万円 |
Marshall | JVM410HJS | 4万~9万円 |
VOX | AC30HW2 | 3万~8万円 |
ここで紹介したアンプはあくまでも高値で買取してもらえるものの一部であり、基本的に名のあるブランドのアンプであれば、十分高値での買取が期待できます。
アンプの状態が良ければ特に高額査定が期待できるでしょう。
オーディオアンプの種類
ここからは、オーディオアンプの種類と相場について解説していきます。
プリアンプ
プリアンプが持つ役割は、入力ソースの選択や、音質などの調整を行うことです。
プリアンプのプリとは「前」という意味であり、それ単体で音を出すのではなく、パワーアンプへ音の信号を送ります。
プリアンプの買取相場はブランドやモデルによって異なりますが、安いものだと1万円前後、高ければ10万円弱ほどです。
パワーアンプ
パワーアンプの役割は、プリアンプから受けた音の信号を増幅し、最終的にスピーカーから音を出せるようにすることです。
パワーアンプには種類があり、デジタルパワーアンプ、4チャンネルパワーアンプなどがあります。
パワーアンプの買取価格もブランドとモデルによって異なるものの、プリアンプと比べると大きな差はありません。
プリメインアンプ
プリアンプとパワーアンプはそれぞれ役割を持っていて、基本的にセットで使われるものでしたが、プリメインアンプはプリアンプとパワーアンプを1つにまとめたアンプです。
プリアンプとパワーアンプを両方準備することが難しい、また、2つのアンプをセッティングする場所が無いというケースで活躍するアンプです。
買取相場の高いアンプの人気ブランド
ここからは中古の買取市場でも特に人気のあるアンプのブランドを紹介していきます。
自宅で使わなくなったアンプがここで掲載するものであれば、高値での買取が期待できるでしょう。
Fender(フェンダー)
エレキギターでその名を知らしめた「Fender」ですが、ギター以外にも様々な機材を販売しています。
Fenderのアンプは自宅練習用から本格仕様モデルまで幅広く取り揃えています。
Fenderの中でも人気のあるエントリーモデルが「Fender FRONTMAN 10G」で、コストパフォーマンスに優れた人気のアンプです。
DENON(デノン)
シンプルでながらもどこか高級感を感じさせるようなデザインが特徴的なのが「DENON」のアンプです。
DENONのアンプの特徴は中低音域が力強く、音のバランスが高いレベルで整えられていることが挙げられます。
DENONを代表するプリメインアンプとして知られているのが「PMA-SX1 LIMITED」で、フラッグシップモデルとして人気を博しています。
Kemper(ケンパー)
アンプの中でも「Kemper」は比較的最近に誕生したモデルであり、日本では2012年から発売されました。
まるでコックピットを思わせるようなデザインのアンプは異彩を放っていて、細部までチューニングできます。
使い慣れるまでは少し時間がかかるアンプですが、こだわりの強い音楽好きに人気で高い買取価格が期待できます。
Marshall(マーシャル)
アンプの王道とユーザーに言わしめるのが「Marshall」です。Marshallはイギリスで生まれたギターアンプのブランドです。
中音域はもちろん、高音域と低音域の音の伸びに優れ、さまざまな表現をしたいユーザーから愛されています。
王道だけあって需要は高く、高い買取価格が期待できます。
VOX(ヴォックス)
最後に紹介するアンプブランドがVOXです。
VOXを代表するアンプと言えば、クランチトーンが魅力の「AC30」です。AC30の音質をヘッドホンアンプに閉じ込めた「2 amPlug 2 AC30」はVOXの中でもベストセラーとなりました。
ビートルズに愛用されたアンプだけあり、需要が高いブランドの1つです。
買取相場の高いアンプの特徴
ここからはアンプの中でも高値での買取が期待できるものの特徴について解説していきます。
ブランドやモデルの知名度
人気ブランドやモデルのアンプであれば需要が高いため、必然的に買取価格は高くなります。
人気の低いブランドであったとしても、それだけで買取NGとなってしまうことはありませんが、人気ブランドと比較するとどうしても買取価格は控えめになります。
音の状態
人気のあるブランドやモデルのアンプだったとしても、アンプとして使い物にならなければ値段は付きません。
長年使用していないアンプの場合、故障により音質が変化していることがあります。
アンプを査定に出す前には、音が出るか確認しておきましょう。
本体の状態
アンプそのものの状態が良ければ買取価格は一気にアップする可能性があります。
ガリが発生していない
「ガリ」とは、ボリュームノブを回したときに「ガリガリ」というノイズが発生する状態のことで、ボリューム接触面が劣化している、汚れが付着して固まるなどの理由で発生することがあります。
楽器の扱いに慣れている方なら、自分でガリを取り除くこともあります。
真空管を交換する必要がない
アンプの状態によっては真空管を交換する必要がありますが、そこまで状態が劣化してしまったアンプは買取価格が大幅に下がってしまう可能性があります。
真空管を交換する必要がないのであれば、高値での買取が期待できます。
改造されていない
改造されてしまったアンプは品質が通常のものと変わってしまうので、基本的に買取の対象にはなりません。
一度改造されてしまったアンプは需要がほとんどなくなってしまい、買い手がつかないからです。
外観の状態
長年使っていないアンプだと、細かい部分の汚れが目立ちます。
基本的に汚れが付着しているよりも綺麗にメンテナンスしてあるほうが、高値で買取してもらえる可能性が高くなります。
アンプを査定に出すのであれば、まずは汚れがないか確認し、汚れている場所があれば柔らかい布で軽く擦るなどのセルフクリーニングを行いましょう。
アンプを高く買い取ってもらう3つのポイント
最後にアンプを少しでも高く買い取ってもらうためのポイントを3つ紹介します。
付属品をセットにする
付属品をセットにすることで買取価格のアップが見込めます。
アンプの付属品と言うと外箱や説明書などがあたりますが、それらの付属品を全て揃えることができれば、「完品」として買い取ってくれます。
完品は丁寧に扱われてきた印象を与えるので、中古市場でも需要が高くなるのが特徴です。
不要なオーディオ機器と共に売る
不要なアンプを売るのであれば、他にいらなくなったオーディオ機器とセットにして売ると、全体的に買取価格がアップする可能性があります。
買い取る側としては一度に多くの商品を買取で仕入れたいため、オーディオ機器をまとめて売ってくれるお客さんにはサービスしてくれる可能性があるからです。
オーディオ専門店にまとめて売ると、特に査定がアップする可能性があります。
実績豊富な買取専門店へ持ち込む
良いアンプであったとしても、その価値を理解してくれるスタッフが買取専門店に在籍していないのであれば、安い値段で買い叩かれてしまいます。
そのような事態を避けるためには、楽器を専門に取り扱っている買取専門店へ査定を依頼してみましょう。
出張買取に対応していることもあるので、重いアンプを持ち運ぶのが億劫という方にもおすすめです。