今まで大切に乗ってきたバイクだけど、諸事情があって手放すことにした。この記事ではそんな方のために、バイクの買取相場や少しでもバイクを高値で買い取ってもらうためのコツについて紹介していきます。
愛車を手放すのであれば、1円でも高く査定してもらいたいものです。
この記事でバイクの買取について学び、高額査定を目指しましょう。
バイクの買取相場の目安
バイクの買取相場の目安として、「購入から5年経過したバイクは購入時価格の4割~5割が買取相場」という基準があります。
もちろん、さまざまな要因によって買取価格は変動するため、常にこの基準が当てはまるわけではありません。査定に出したときの需要、バイクのコンディション、走行距離などによって、買取価格は変動してきます。
同じ状態のバイクが中古市場に流れることはほぼないので、はっきりとした相場を把握することは簡単ではありません。
バイクの買取相場の調べ方
大切なバイクを買取査定に出すのであれば、簡単に買取相場を調べてみましょう。ここでは、バイクの買取相場を調べる方法についてまとめています。
無料オンライン査定
一番お手軽な方法としては、「無料オンライン査定」があります。査定サイトでバイクの基本情報を入力して送信すると、査定サイトに登録されている買取専門店へ一斉に情報が送信されます。
買取専門店はその情報を受けて、おおよその買取査定額を連絡してくれます。
無料オンライン査定を利用すると、すぐに電話連絡を入れてくれる業者もあります。
販売価格から売値を推測
買取査定に出そうと考えているバイクが現在も販売されているなら、その販売価格からおおよその買取価格を割り出す方法もあります。
ただし、この方法はあくまでも概算に過ぎず、正確な金額を出すことはできません。
販売価格20万円未満
販売価格が20万円程度のバイクだと、残念ながら買取価格には期待できないでしょう。なぜなら、買取にあたってはさまざまな諸費用が発生するからです。
買取価格は3万円程度がほとんどで、場合によっては5万円前後になることもあります。
販売価格20~50万円
販売価格が50万円程度のバイクであれば、ある程度の買取価格が見込めるでしょう。ただし、パーツ交換が必要な場合はやはり査定はマイナスになってしまいます。
普段からメンテナンスされているかどうかで、買取価格が左右されます。
販売価格50万円以上
販売価格が50万円を超えるバイクであれば、さらに買取価格は高くなるでしょう。整備の必要が少ないバイクなら、特に高値での買取が期待できます。
近くの買取専門店に相談する
より正確な買取相場を把握したいのであれば、近くの買取専門店へ直接足を運んで話を聞いてみることが重要です。
実物を持ち込んでその場で見積りを出してもらうのがもっとも正確な買取相場を出す方法なのは言うまでもありません。また、買取専門店へ直接足を運ぶのは、スタッフの対応に問題がないかを確認するためでもあります。
高額査定が期待できる人気のバイク
ここではバイクの中でも特に高値での買取が期待できる車種について紹介していきます。
以下で紹介するバイクを手放そうと考えている場合、高値での買取が期待できます。良好なコンディションを保つために、定期的にメンテナンスを行いましょう。
カワサキ・Z900RS
中古市場の中でも特に高く評価されているバイクが「カワサキ・Z900RS」です。洗練されたシンプルなデザインが特徴で、スムーズな加速性が特徴のバイクです。
マルチファンクション液晶パネルやLEDライトなどの最先端の機能を搭載し、さまざまな角度からライダーをサポートしてくれるバイクで、多くの支持を得ています。
カワサキ・Ninja250
カワサキの中でも長く人気を集めていた「ニンジャシリーズ」ですが、2013年にモデルチェンジして生まれた「ニンジャ250」は中古市場で高く評価されています。
特に2015年モデルはシフトダウンをスムースに行える「アシスト・スリーパークラッチ」を新機能として搭載し、ストレスフリーなツーリングの実現に成功しました。
ホンダ・CBR250RR
比較的最近リリースされた「ホンダ・CBR250RR」は、買取価格も高いままで推移していますが、高値買取の理由はそれだけではありません。
特に2018年に登場した新モデルにはABSを搭載し、万が一の際の被害を最小限にとどめてくれます。
充実した機能が魅力的なCBR250RRは新設計エンジンを搭載したホンダの意欲作です。
ホンダ・VTR250
ホンダが製造しているバイクの中でも長い歴史を誇るのが「VTR250」です。
初代のVT250Fが製造されたのが1982年のことで、その16年後に登場したのがVTR250です。2017年まで販売が続けられました。
最終的に排ガス規制によって姿を消すことになりましたが、2013年以降のモデルは高値で買取されています。
ヤマハ・SR400
ヤマハが製造している「SR400」も歴史のあるバイクで、初代のモデルが登場したのは1978年のことでした。
そのような名バイクも2021年に最終モデルが販売され、注目を集めています。
1990年代に製造されたモデルであったとしても、SR400の人気は根強いためかなりの値段で取引されることが予想されます。
バイクの査定ポイント
バイクを少しでも高く買取してもらうのであれば、どのようなポイントが査定に影響してくるかを理解しておきましょう。
ここでは、バイクの査定はどのようなポイントに沿って行われるかについてまとめていきます。
車種
まず意識しておきたいバイクの査定ポイントは「車種」です。人気があればあるほど買取価格は高くなる傾向にありますし、逆に人気のあまりない車種は買取価格は控えめになります。
人気のある車種であれば、走行距離が多かったり、多少状態が悪かったりしても、高値での査定が期待できます。
年式
バイクの年式も買取価格に大きく影響します。一般的なバイクであれば、基本的に年式が新しければそれに比例して買取価格はアップします。
では、年式が古ければ買取価格は下がってしまうのかと言うと、必ずしもそういうわけではありません。マイナーチェンジにより、古い年式のバイクの方が人気が出る可能性があるからです。
走行距離
査定ポイントで見逃せないのが走行距離です。基本的に走行距離は短ければ使用期間が短いとみなされて、買取価格はアップするのですが、逆に走行距離が短すぎると買取価格は下がります。
理由は、走行頻度が低いとバイクの消耗品やゴム製の部品が劣化してしまうからです。良好なコンディションを保つのであれば、定期的にバイクに乗ることをおすすめします。
バイクの状態
バイクの状態ももちろん買取査定額に影響します。特に重要視されるのがエンジンで、稼働状態に問題がある場合、アイドリングに安定感が無い場合は減額査定となってしまうでしょう。
外装は錆や傷があった場合もやはり減額対象となってしまうため、バイクは適切な方法で保管してください。雨ざらしにしてしまうのはNGです。
バイクを少しでも高く売るコツ
ここでは大切なバイクを1円でも高く買取してもらうためのコツを紹介します。
売る時期を見極める
バイクを査定に出すのであれば、タイミングを見計らうことが大切です。基本的にツーリングに向いている春になると、バイクの需要が高まります。
バイクを手放すなら春まで待つのも良いでしょう。
適正な保管とメンテナンスを心がける
バイクは精密機械でもあるので、適切な方法で管理を行い、時にはメンテナンスをすることも重要です。
メンテナンスを怠ってしまえばバイクの状態は時間の経過とともに悪化してしまい、買取価格のダウンにつながってしまうでしょう。
実績豊富な買取専門店へ依頼する
特に重要なのがバイクをどこに売るかです。バイクショップでも査定は可能ですが、できるなら買取専門店へ依頼しましょう。
買取専門店であれば不当に買い叩かれることは少ないため、満足のいく査定となる可能性が高いです。