引っ越しやライフスタイルの変化のときにベッドをどう処理するか悩む人は多いのではないでしょうか。
ベッドのような大型家具は、廃棄するにも費用がかかってしまいます。ベッドの処分に悩んだ場合には、買取専門店に依頼してみてください。不要になったベッドを引き取ってもらえるうえ、現金化できる可能性があります。
この記事では、高額で買い取ってもらえるベッドのブランドや、売れやすいベッドについてまとめました。
ベッドの買取相場
ベッドは、「他人が使った中古のものを使いたくない」と考える人が多いため、中古需要が少ない商品です。しかし、全てのベッドが買取不可になるわけではありません。
条件を満たしていれば、値段がつく中古ベッドもあります。どのようなベッドが買取されるのか、その条件とベッドの買取相場についてまとめました。
ブランド・デザイナーズベッド
比較的買取されやすいのは、有名ブランドのベッドです。
テンピュールやシモンズといったブランドや、デザイナーズベッドは、もともとの定価が高く希少価値が高いこともあって中古需要もあります。
そのため状態によっては高値で買い取ってもらえる場合もあるでしょう。買取相場の目安は、ブランドによっても大きく差がありますが、定価の4割以下が目安です。
ノンブランドのベッド
ホームセンターやAmazonなどで購入したノンブランドのベッドや、一般家庭にあるごく普通のシングルベッドやセミダブルベッドはほとんど価格が付きません。
需要も少ないため、買取不可になることが多いでしょう。
ノンブランドのベッドは万が一値段が付いたとしても定価の10~20%程度が相場の目安です。
売れやすいベッドと売れにくいベッドの違い
買い取ってもらうことが難しいベッドですが、それでも売れやすいベッドはあります。
売れやすいベッドと売れないベッドはどのように決まるのか、査定のポイントを解説します。
メーカーやブランドの価値
メーカーやブランドは、ベッドを売る上でもっとも重要なポイントです。
著名なデザイナーが手がけたベッドや机といった家具は、所定の要件を満たして認められれば、「意匠権」が与えられます。その高いデザイン性やオリジナル性があることで価値が高まるためです。
その反面で一般的なノンブランド品は大量生産品で、希少価値はありません。定価の低さが要因で売れないことが多いでしょう。
使用年数
肌が触れたり、人が乗るベッドは使用年数が長くなれば長くなるほど劣化が進みます。そのため、買取できる範囲は購入から5年〜8年が目安です。
少しでも高く買取してほしい場合には、使用年数が少ないうちに売ることを検討しましょう。
本体とマットレスの状態
他の中古品と同様にベッドも状態によって売れやすさが変わります。売れないのは、フレームにキズがあったり、マットレスに汚れ、嫌な臭いがついているベッドです。
見た目に使用感があるベッドは買い手も敬遠するため、買い取ってもらうのは困難です。スプリングが壊れていたり、へたったりしているマットレスもブランド品でも買取が難しくなります。
一方で、綺麗で清潔なベッドであれば売れる可能性は高まります。
ベッドの種類
ベッドの種類も買取に影響します。売れないのは、二段ベッドやロフトベッド、ウォーターベッド、跳ね上げ式ベッドなどです。
基本的に組み立てが難しいものは買取不可になることが多いと考えてください。
売れやすいのは、ダブルやワイドダブルなど定価の高いものです。
また、介護用ベッドは在宅介護用に需要があります。本体価格も高いので、中古で購入したいという需要が高い商品です。
買取相場が高いベッドの人気ブランド・メーカー
ベッドはこだわる人も多く、人気のブランドやメーカーもたくさんあります。ここでは、買取相場が高い人気ブランドやメーカーを紹介します。
テンピュール(Tempur)
テンピュールのベッドは、10,000~50,000円ほどが買取相場です。
テンピュールの柔らかい低反発マットレスは人気も高く、状態が良ければ高額査定が期待できます。
ベッドフレームとマットレスが別売りになっていて自由に選べることもテンピュールの特徴。保証付きや人気のタイプであれば20,000円から100,000円で買取されることもあります。
サータ(Serta)
サータの買取価格はシングルベッドで3,000円程度。ダブルサイズになると10,000円~50,000円の買取価格になることもあります。
サータの理念は「快適な眠りと健康を提供する」。独自の配列でポケットコイルが配置されているため、崩れにくいのが特徴です。
一流ホテルにも導入されていて、品質が高く評価されています。
シモンズ(Simmons)
シモンズのベッドは20,000~100,000円が買取相場。定価であればマットレス込みで100万円を越えることもあり、状態が良ければ高値買取が期待できます。
シモンズは睡眠のメカニズムに対してベッドでアプローチしたブランド。世界で初めてポケットコイルを商業化しました。
デザイン性にも優れているので、世界中にファンがいるベッドです。
シーリー(Sealy)
シーリーのベッドは、安いタイプのものであれば数千円程度の買取価格ですが、モデルによっては100,000円を超えることもあります。
シーリーは1881年創業の老舗ブランド。整形外科医学と連携してマットレスを開発したアメリカ最大手です。体圧に対応して反発するコイルが身体フィットして寝姿をサポートしてくれます。
中古ベッドが売れない場合の処分方法
ベッドを買取してもらうつもりで計画していても、売れないケースも充分に考えられます。
中古ベッドが売れない場合の処分方法についても知っておきましょう。
ベッドを譲渡する
手軽なベッドの処分方法が、誰かに譲ってしまうというもの。知り合いに譲ることもできますが、ちょうどよくベッドを必要としている知り合いがいるかどうかわかりません。
地域の掲示板などに「ただで譲ります」と掲載する方法も試してみましょう。
ベッドを中古で購入しようと考える人は少ないですが、譲渡であれば費用がかからないので試してみる価値はあります。
自治体に回収を依頼する
確実に処分するのであれば、自治体に回収を依頼しましょう。自治体によって決まりは違いますが、多くの場合は、回収日当日に玄関先か収集所までベッドを運べばOKです。
場合によっては解体が必要になることもあるでしょう。自治体で規定されたお金はかかりますが、不用品回収業者よりも安く処分可能です。
家具の回収業者に依頼する
家具の回収を請け負っている業者に頼むのも一つの方法です。この方法であれば、自分でベッドを運んだり解体したりする手間がかかりません。
自治体での処分よりも費用はかさむものの、ベッドを解体する手間や人手が不要です。
ベッドのサイズによって5,000円から数万円と費用に差があるので、近くの処分業者を調べてみましょう。
ベッドの売却は実績豊富な買取専門店に持ち込もう
ベッドをどう処分するか悩んでいる場合、廃棄以外にも方法はあります。処分を検討する前に、買取専門店の出張買取を利用して一度査定してもらいましょう。
上記で挙げた売れやすい条件を満たしたベッドであれば、価格が付く可能性があります。
買取ってもらえば、余計な処分費用もかかりません。
買取専門店はベッド以外にも多数のアイテムを扱っています。自宅にあるいろいろな不用品と同時に売却すれば値段が付くこともあるので、まずは問い合わせてみてください。