「使わなくなったパールアクセサリーを売りたい」
「パールはいくらくらいで買取される?」
パールを売りたいときは買取相場のチェックが必要です。この記事では、買取相場を一覧表にまとめています。
あわせて、パールの査定のポイントや買取できないパール、高く売る方法まで紹介するので、売却を検討している人は参考にしてみてください。
パール(真珠)の買取相場一覧表
パールの買取相場をブランド品とノーブランド品に分けて、一覧表を作りました。相場より安い価格で手放さないよう、売りたいパール製品がどちらにあたるか確認し、ブランド品の場合はブランド名までチェックしましょう。
パールはジュエリーの中でも人気が高く、進んだ養殖技術により市場に多く出回っています。
気軽に手に取れるパールは、ジュエリーの中ではやや安い買取価格ですが、希少価値の高い種類のパールや人気ブランドのパール、装飾もあわせて価値の高いパールは高価買取の可能性があります。
ブランド品の買取相場
パール製品を扱うブランドの中でも、人気が高く信頼を集めるブランドの買取相場をまとめました。
ブランド名や商品のタイプ、使われているパールの大きさやそのときの人気などで買取価格が変わるため、参考程度にしてください。
ブランド | 商品名 | 買取相場 |
---|---|---|
ミキモト | パールネックレス | 16,000~400,000円 |
ミキモト | リング | 18,000~300,000円 |
ヴァンクリーフ&アーペル | 真珠 パピヨン グレーマザーオブパール ダイヤペンダント | 500,000円程度 |
タサキ | パールネックレス | 10,000~700,000円 |
タサキ | アコヤ真珠ダイヤモンド・ペンダントヘッド K18WG | 25,000円程度 |
Tiffany | 10連ベビーパールネックレス K18YG | 50,000円程度 |
ノンブランド品の買取相場
パールのノンブランド品は、パールそのものの価値と装飾に使われたジュエリーなど総合した価値で買取額が決まります。
デザインやそのときの人気などで買取価格が変化するため、買取相場は幅が大きくなっています。
アイテム名 | 買取相場 |
---|---|
ネックレス | 5,500~200,000円 |
イヤリング | 7,000~95,000円 |
リング | 19,000~44,000円 |
ダイヤティアラK14WG 148.0g | 210,000円程度 |
パールの査定ポイント
買取店はパールの買取価格をどのような基準で決めるか、ポイントごとに簡単に説明します。
サイズ
直径10mmを超えるパールは高価買取の可能性があります。
直径5~6mm未満は小珠、6~8mm未満は中珠、8mm以上は大珠と分けられ、サイズが大きくなるほど高く買取される傾向です。
形
人気のあるラウンド型は最も高値がつきやすく、形の整った真円形に近いパールほど価値が上がります。
その他、しずく型や楕円形などでも整った形のパールも人気があり高価買取の可能性があります。
テリ
テリとはパール特有の表面の光沢をさし、テリが強いほど高価買取を期待できます。
テリが強いパールの目安は、パールを見る自分の顔がはっきり表面に映ることです。
カラー
パールの種類ごとに人気のあるカラーは異なります。例えばアコヤ貝はピンク寄りの白、黒蝶真珠は緑と赤みがかった黒のピーコックカラーです。
ピンクやゴールドは種類を通して希少価値が高く、高値で買い取られる可能性があります。
巻き
巻きとは真珠層の厚さをさし、巻きが厚いほど美しいテリがあり、真珠の強度も高まります。
そのため巻きが厚く、なめらかで美しい、加えてアラゴナイトの整ったパールほど買取額は高い傾向にあります。
キズ
キズやくぼみの少ないパールほど高い価値がありますが、ほとんどのパールにくぼみや突起があるため、キズの大きさ・場所・数などで評価されます。
マッチング
複数のパールを使った製品の場合、ジュエリー全体の形状やバランスが整って美しいほど高価買取の可能性があります。
買取できないパールもある?イミテーションパールの種類と見分け方
パールは人気があるため、本真珠以外にイミテーションパール(偽物)も多く流通しています。イミテーションパールは汗に強く普段使いに向いているメリットがあり、気軽にパールアイテムを使いたい人に好まれます。
しかし残念ながら、イミテーションパールは買取の際に値段がつきません。見た目が本真珠にそっくりなため、いざ買取店へ持ち込んで買取価値が低いととわかるとがっかりする人もいます。
売却を考えるとき、そのパールがイミテーションパールか見分けるポイントを簡単に解説します。
本物の真珠の見分け方
複数の真珠が手元にあれば、真珠同士をこすりあわせると、本物の真珠は細かいくぼみやざらつきで引っかかりを感じます。
本物の真珠は粒の大きさがひとつひとつ微妙に違い、糸を通す穴の形が均一になっています。
本格的に調べたい場合は、本物の真珠をブラックライトに当てる方法があります。本物の真珠は青く照らされ、イミテーションパールは白っぽいままです。ブラックライトは100円ショップやホームセンター、家電量販店などで購入できます。
イミテーションパールの種類
素人の目では本物の真珠にも見えてしまう、代表的なイミテーションパールを3つ紹介します。
貝パール
貝パールは、天然の貝殻を球体に形成した表面に人工の貝パウダーを塗り、真珠層を作った人工パールです。貝パールのうち、工程の最後に仕上げの磨き上げを施したものを貝ミガキパールと呼び、より強い輝きとテリが生まれます。
テリが均一で美しいものの、本真珠ほど輝きがないことが貝パールの特徴で、テリの美しさから価値の高いパールと思い買取に出されるケースが多くなっています。
淡水パール
パールは一般的に海水で作られますが、川や湖などでの養殖パールは淡水産です。核球を入れない場合が多く、球体にならず雫やだ円の形をしており、カラーバリエーションが豊かなことも特徴です。
淡水パールはややマットな光沢が特徴ですが、見極めが難しいため淡水パールを扱わない買取店が多く、わからないときは一度店舗で相談してみましょう。
第3の真珠
第3の真珠は本真珠より強いテリがあり、耐久性も高いもので、中には100万円を超える価値を持つ場合もあります。
- アイパール
- ウィンクパール
- サトウパール
- マジョリカパール
などは、第3のパールのブランドです。
パールを高く売る方法
パールをできるだけ高く売りたいとき、買取相場を把握する以外にもできることがあります。買取店へ持ち込む前に、以下の4つのポイントに取り組んでみましょう。
鑑定書や鑑別書と一緒に売る
真珠の鑑定書や鑑別書がある場合、買取価格が高くなりやすいため、必ず一緒に売りましょう。
鑑定書や鑑別書がなくても売却は可能なことがほとんどですが、その場合は買取店で鑑定書・鑑別書をつける費用を差し引いた額を提示されます。そのため購入時に鑑定書や鑑別書があったパールはよく探して一緒に持ち込みましょう。
ケースや付属品を揃える
鑑定書や鑑別書も付属品のひとつですが、それ以外のケースや袋もそろえて売った方が高額査定を期待できます。
購入時にあった付属品がそろったパール製品ほど、次の買い手がつきやすくなるためです。
日頃からメンテナンスをしておく
パールは経年劣化が激しいジュエリーのため、日頃からメンテナンスして良い状態を保ちましょう。放置するとテリが落ちて傷もつきやすくなります。正しい方法でお手入れしながら保管しましょう。
汚れの拭き取りやアクセサリーの種類によっては糸の交換をし、紫外線の当たらない場所へしまっておくことで状態を維持できます。
買取専門店に査定を依頼する
パールをより高く買い取ってもらうには、買取専門店への持ち込みがおすすめです。買取専門店は売る品物の数が多いほど総査定額アップを期待できる店舗のため、まとめてジュエリーを片付けたいときにも便利です。
ジュエリーだけでなくあらゆる品物を扱う買取専門店を選ぶと、売る品数を増やしやすく、総額で高価買取になる傾向にあります。