株式会社MONO LOOP

THEME

「平成の牛若丸」「技のデパート」といった二つ名で親しまれ、唯一無二の存在として角界を沸かせた舞の海さん。引退後は解説者に転身し、バラエティー番組にもご出演されるなど、お茶の間でも不動の人気を誇っています。角界、芸能界と2つの業界で華やかな成功を収めた秘訣とは?サラリーマンから経営者に転身し、買い受け業界での快進撃を続ける平野社長がその極意に迫ります。

Second part
後 編

失敗があるから、改善がある。
勝ち続けることが、成功への道じゃない。

平野

力士を引退してからも、解説者やタレントとして盤石な人気を誇っていますよね。活躍の土俵を変えても成功を収め続ける秘訣があるんですか。

舞の海

そんなに持ち上げないでください(笑)。成功と言われてもピンと来ないですけどね。そもそも、僕は人前で喋ることが苦手なんです。

平野

たしかに、解説者になられた当初は驚くほど口下手でいらして、見ているこちらがハラハラしました(笑)。今では想像もつかない御姿です。

舞の海

最初の頃は本当に苦労しましたからね(笑)。やってきたことがうまく言葉にできなくて、これは大変なことになってしまったな、と頭を抱えました。こんな口下手な自分が解説をしていいのだろうかと悩む日々でしたよ。でも、相撲に夢中になっていた頃と同じで、どうやったらもっとうまく伝わるかを考えては実践していましたね。今でも毎晩、晩酌をしながら「あの場面はこう言えばよかったかな」と反省しています。

平野

毎日ですか。

舞の海

毎日です。周りの人にとっては些細で気にならないことでも、そういう小さなところをコツコツ改善していくことが大きな変化につながっていくと思います。

平野

舞の海さんは、不利なことや苦手なことに飛び込んでは、日々試行錯誤と改善を繰り返し、ついには自分の土俵にしてしまう。その突破力が本当にすごいですよね。未だに話すことが苦手とおっしゃいますが、誰よりもわかりやすい解説者だと思います。

舞の海

それは嬉しいですね。

平野

解説者としても、相撲と同じように何か新しいことを取り入れようと努力されていましたか。

舞の海

あまり革新しようという意識はありません。ただ、自分は誰のために解説しているのかというのは常に意識しています。相撲協会のための放送ではなく、視聴者あっての放送。ですから、視聴者の皆様にしっかり伝わり、楽しんでもらえる解説をしていきたいですね。

平野

1ファンとして、すごく嬉しいお言葉をいただきました。ありがとうございます。

舞の海

とんでもないです(笑)

ほんの少しの好奇心で
世界は広がる

平野

それにしても、苦手なことを仕事にするというのは思い切った決断ですね。ためらいはなかったのですか。

舞の海

なかったですね。光栄にもNHKさんに声をかけていただいたので、流れに身を任せてみよう、と。結果的に、解説者への挑戦はやってよかったなと心底思います。

平野

理由をお伺いしてもいいですか。

舞の海

一番の理由は出会いです。角界にいたときには、関わりのなかった方々と出会い、自分の世界がどんどん広がってゆくのを感じますね。

平野

今や解説者のみならず、タレントや講演会の講師などマルチに活動の幅を広げておられますが、そのモチベーションはどこからきているんでしょうか。

舞の海

やっぱり、好奇心ですかね。やってみようっていう。そういう素直な気持ちは大切にしたほうがいいと思います。失敗するくらいなら、挑戦しないことを選ぶという生き方もあると思いますが、僕は失敗してもいいから挑戦し続けていきたいですね。人生は一度きりですから。

平野

自分のやりたいことや好きなことが何なのかわからないと悩んでいる人もいますよね。

舞の海

でも、なにかしら気になることはあると思うんです。恋愛と一緒ですよ。この人を好きになろう!って決めて好きになる人はいません。なんとなく気になるから声をかけて、一緒の時間を過ごすうちに好きになっている。そういうものじゃないですか。ほんの少しの勇気を出して、飛び込んでみて、そこでまずは一生懸命頑張ってみる。それで、違うかなと思ったら、また次の気になることを見つければいいと思います。

平野

おっしゃる通りです。

舞の海

でも、働くって単なる自己実現では終わらないと思うんです。

平野

その先に何があるかですね。

舞の海

そうそう。それは結局、自分のためではなく誰かのためになることをするってことになるんじゃないかなと思うんですよ。今の僕なら、わかりやすい解説を通して視聴者の方に相撲をより一層楽しんでもらおうと研究したり、ファンの方々に恩返しができるよう精進したり...。

平野

あぁ、すごくよくわかります。弊社の募集要項は「根っからの人好き」にしているんです。誰かのために何かをしたいと思ってくれる人と一緒に働きたいですし、そういう人が活躍できる場をつくりたいと思っています。

舞の海

誰かのために頑張ろうと思える人は素敵ですよね。

平野

はい。ところで、舞の海さんはまた新たに挑戦したいことあるのでしょうか。

舞の海

全くないですね(笑)。

平野

そうなんですか!

舞の海

やってみたいなと思ったことがあれば、頑張りたいと思っていますけれどもね。

平野

経営者なんてどうでしょうか?(笑)

舞の海

うまくいきますかね?(笑)

平野

舞の海さんの発想力と並々ならぬ努力の才能があれば、あっと言う間に経営者としても成功をお収めになると思います(笑)。

Postscript of coverage

取材後記

憧れの舞の海さんとの対談、光栄に思います。舞の海さんの仕事に対するストイックな姿勢には頭が下がる思いです。自分も経営者として、舞の海さんの引き出しの多さや突破力を身に付けたいですね。お話を伺って、働くということは生き方と深く繋がっているのだなぁと改めて感じました。僕も、誰かのために何かをしつづける仕事を続けたいですし、そういう生き方をしていきたいと思います。

平野 孝典

PROFILE

1968年青森県生まれ。日本大学相撲部で活躍後、1990年に出羽海部屋に入門、初土俵を踏む。小柄ながらキレのある多彩な技で倍以上の体格差がある力士を倒してしまう姿は、相撲ファンのみならず、全国のお茶の間を沸かせ、「平成の牛若丸」「技のデパート」の愛称で親しまれた。三役の小結まで昇進し、1999年の九州場所後引退。2000年からはNHK専属の大相撲解説者を務めている。現在はスポーツキャスターや講演会講師としても活躍の場を広げている。著書には『小よく大を制す!勝負脳の磨き方』(扶桑社)、『大相撲で解く「和」と「武」の国・日本』(KKベストセラーズ)などがある。

1979年愛知県生まれ。大学卒業後、大手100円ショップSeriaに約10年勤め、独立。2012年に中古品全般の買い受けを行う(株)XOを立ち上げ、代表取締役社長に就任。日本の美しい文化や伝統を守りたいという想いから、古美術や骨董品の買い受けを行う「古美術昇華堂」を立ち上げたほか、貴金属やブランド品などを買い受ける「ベストフレンド」、着物、切手・古銭、中国美術などそれぞれの分野で専門の買い受けを行うサービスを展開し、事業を拡大。単なる中古品の「売買」にとどまらない、人とひと、過去と未来を「繋ぐ」新しいリユース市場を切り開いている。

MESSAGE

「セカンドハンドを通して
人々を幸せに」
「文化を守りつなぐ」

これは私たちMONO LOOPの理念。 社員一人ひとりが、 今の仕事に本気で向き合うことで、 私たちのサービスが”未来の幸せ”を 創ることができると信じています。

ページトップへ戻る