ジャパニーズウイスキーの中でも世界中で人気のあるウイスキーであるサントリー響。
贈答用としても人気が高いため、ウイスキーは飲まないけれど自宅にはあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではサントリー響を少しでも高く売りたいと考えている方のために、高く売れるシリーズや、高く売るためのコツなどを解説していきます。
サントリー響の買取相場一覧表
まずは、サントリー響の中でも特に高値でやりとりされるウイスキーについて以下の表にまとめました。
▼サントリー響の買取相場一覧表
商品名 | 買取相場 |
---|---|
響12年 | 4,000~6,000円 |
響17年 | 4,000~6,000円 |
響21年 | 1万2,000~1万5,000円 |
響30年 | 35万~50万円 |
響35年 | 80万~1,50万円 |
響ジャパニーズハーモニー | 4,000~6,000円 |
基本的に酒齢が高くなればなるほど買取価格が高くなる傾向にあります。
買取相場の高いサントリー響の人気シリーズ
サントリー響の中でも、ここでは特に買取相場に期待できるシリーズについて紹介します。
響12年
響にはさまざまな酒齢のシリーズがラインナップされていたのですが、ジャパニーズウイスキーの人気が高騰したことにより、原酒不足に陥ってしまったことから残念ながら2015年に終売してしまいました。
終売が発表されてから響12年の買取価格は上昇していき、ワンランク上のシリーズである響17年と同等の価格で買取されるようになりました。
響17年
響シリーズの中でも最初にリリースされたのがこの響17年であり、30種類のモルト原酒をブレンドしているウイスキーとして知られています。
このブレンドが絶妙な加減で行われているのが響17年の魅力であり、バランスの整った風味を楽しむことができます。
響17年そのものも人気がありますが、「ゴールドラベル」などは特に高値での買取が期待されます。
響21年
重厚感を感じされる味わいのウイスキーを求めている方に人気があるのがこの響21年です。
濃厚な風味を感じさせるならでバニラビーンズやレーズンのような豊かで甘い香りを余韻で感じさせるのが特徴です。
響21年は現行の響シリーズのなかでも人気があるため、買取価格も他のものと比較すると高値での買取が期待できるでしょう。
響30年
響シリーズの中でも最上位に位置しているのが「響30年」です。
酒齢30年以上のモルト原酒とグレーン原酒を絶妙のバランスでブレンドした響30年は、ウイスキー愛好家垂涎の一品と言っても過言ではありません。
生産数が絞られていることも買取価格が高騰する理由であり、希望小売価格が12万円前後であるのに対して、50万円の買取価格が付くこともあります。
響35年
響シリーズの中でも特に希少性が高いのが「響35年」です。
ボトルの中身は基本的に同じ響35年なのですが、バリエーション豊かなボトルで発売されていることが特徴です。
特に九谷焼の名称で知られている徳田八十吉が手掛けたボトルの響35年は大変貴重なものであり、小売価格も100万円と、文句なしの超高級ウイスキーです。
買取価格は150万円以上に上るケースもあります。
響ジャパニーズハーモニー
熟成年度にこだわらず原酒をブレンドしたことで知られる「響ジャパニーズハーモニー」は、日本の四季や日本人の感性をテーマとしたウイスキーであり、24面にカットされたボトルは二十四節気を示しています。
希少価値はそこまでないので、中古買取価格はそこまで高くないのが特徴です。
中古市場での買取価格は4,000円程度に留まっています。
サントリー響の買取相場が高い理由
サントリー響はジャパニーズウイスキーの中でも特に買取相場が高くなっているウイスキーの1つです。ここではサントリー響が高値で買取される理由について紹介します。
製造工程上から品薄になりやすい
ビールなどのお酒は製造が簡単なので大量生産できますが、ウイスキーは熟成という過程を経なければいけないため、出荷までに時間がかかってしまいます。
製造まで時間がかかるのに、一時的な人気が沸騰することにより、出荷が追いつかなくなってしまい、最終的に原酒不足をによる品薄状態を引き起こしてしっています。これにより希少性が高くなり、高値で買い取りされています。
ジャパニーズウイスキーの人気沸騰
サントリー響を始めとして、ジャパニーズウイスキーは世界中にその魅力を認められています。
海外のさまざまな品評会でも受賞歴があるジャパニーズウイスキーも数多くあり、世界のウイスキー愛好家がジャパニーズウイスキーに注目している状況です。
そのような中でハイボールが流行するなどの要因も重なり、全体的に需要が高まった結果、買取価格が上昇しています。
特に人気の高い響21年の価格推移
サントリー響の中でも最近特に注目されているのが「響21年」です。
「価格.com」に掲載されている価格推移グラフをチェックしてみると、720mlボトルの場合平均価格が2019年の後半では5万5,000円から6万円で推移していました。2020年の9月頃から価格が上昇し始め、2021年の6月時点では7万5,000円を超えています。
基本的にウイスキーは劣化が懸念されるので、不要になった時点で手放すのがベターなのですが、このように価格が上昇していくウイスキーもあるため、適切な査定のタイミングを見極めることが重要です。
ウイスキーを買い取ってもらう際の注意点
ウイスキーを少しでも高く買い取ってもらうのであれば、いくつか注意したいポイントがあります。
不要なウイスキーを処分しようと考えている方に、少しでも高く査定してもらうためのポイントを紹介していきます。
賞味期限に気をつける
ウイスキーに賞味期限は存在しないのですが、開栓してした後は、そこから賞味期限が生じることになります。
一度開栓してしまうと湿度の変化によりコルクが変質してしまい、コルクを通じて微生物が入り込んでしまうからです。
ウイスキーを開栓したらできるだけ早く買取査定に出すのが無難でしょう。
液漏れや蒸発で価値が下がる可能性も
仮に未開封であったとしても、液漏れや蒸発が発生することによって液面が低下してしまい、せっかくの高級ウイスキーであっても評価を下げてしまうことがあります。
そのようなリスクを避けたいのであれば、不要となったウイスキーはなるべく早めに買取査定に出すことをおすすめします。
外観や付属品も買取価格に影響する
ウイスキーを購入するときには外箱が付いてくることがあります。特に高級なウイスキーであればグラスなどの付属品がありますが、買い取ってもらう場合はそれらをセットにして査定に出すことをおすすめします。
基本的に高級ウイスキーであればあるほど、付属品が揃った「完品」の価値は非常に高く、そのような状態で査定に出すことができれば高値での査定が期待できます。
サントリー響をできるだけ高値で売る方法
次は、サントリー響を少しでも高く売る方法について解説します。
外箱や付属品をセットにする
高級ウイスキーをできるだけ高値で買い取ってもらうには、外箱はセットで査定に出しましょう。
外箱が無くても買取自体はしてもらえますが、残念ながら買取価格が下がってしまいます。
また、高級ウイスキーにはグラスがセットで付いてくることがありますが、一緒に査定に出すと高く評価してもらえます。
開封せずに保管する
基本的にウイスキーは開栓から劣化が始まります。
湿度によってコルクが変質してしまい、コルクに生じた僅かな穴から微生物が入り込むからです。
そのため未開封の状態で保管しておきましょう。
信頼できる買取専門店へ持ち込む
これはウイスキーに限ったことではありませんが、少しでも高く買取査定をしてもらいたいのであれば、実績のある買取専門店へ査定を依頼しましょう。
ウイスキーに精通しているスタッフが多数在籍している店舗であれば、適切な金額で取引が可能です。