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更新日
2021.07.15.

レミーマルタン(ブランデー)の買取相場を解説

自宅に飲まないブランデーが眠っているので売却したい、という方は意外と多くいます。ブランデーの中でも、特に高額取引されるのがレミーマルタンです。

中には数十万円するものもあるため、中身やボトル本体が傷まないうちに買取してもらうのがよいでしょう。

そこで、レミーマルタンの中でも高値で売れるボトルの特徴や、高く売るコツ、おすすめの売却先などについて詳しく解説します。

レミーマルタンの買取相場一覧表

それではまず、主なレミーマルタンのコニャックの買取価格を表にまとめました。

商品名 買取相場
ルイ13世 ブラックパール 170万~200万円
ルイ13世 12万~20万円以上
ルイ13世 ベリーオールド 9万~16万円以上
エクストラ 7,000~2万4,000円
セントークリスタル 3万~5万円
XO 4,000~1万円
ナポレオン エクストラオールド 1,000~3,000円
ナポレオン カラフェボトル 1万~2万円
VSOP スペリオール 1,000~3,000円

買取相場の高いレミーマルタンの人気銘柄

次に、買取相場が高いレミーマルタンの銘柄についてそれぞれ特徴や買取相場を解説します。

レミーマルタン ルイ13世

レミーマルタンでも高価買取されることで知られており、人気が高いのが「レミーマルタン ルイ13世」です。

50年から100年ほどかけてじっくり熟成されたのが特徴で、一口飲めば至福の時を過ごせるでしょう。

デキャンタは有名なバカラ社が製造しており、その繊細で美しいボトルはそれだけでも高値がつきます。

アンティークボトルに入ったルイ13世は、その希少性から安くても10万円以上、平均20~30万円で取引されるのが特徴です。

限定ものの場合はさらに価格が跳ね上がり、100万円以上するものもあります。

レミーマルタン XO

レミーマルタンの中でも手軽に楽しめることで人気が高いのが、定番の「レミーマルタン XO」です。

XOのランクなので、VSOPでは物足りないが最高級品に手を出す予算がないときにぴったりのコニャックになっています。

20年以上熟成させたものが中心で、芳醇でスパイシーな香りが楽しめます。

買取価格は現行ラベルで4,000~5,000円、旧ボトルやグリーンボトルになると7,000円以上までアップすることもあります。

レミーマルタン セントークリスタル

ルイ13世と同様、おしゃれなバカラ社のデキャンタに入っているのがこの「レミーマルタン セントークリスタル」です。

レミーマルタンのシンボルである「セントー」を名前に掲げているだけあり、最上級のぶどうだけを使って作られているのが特徴で、その味や香りにも定評があります。

ボトルが美しいこともあり、買取価格も高額です。中身がしっかり入ったものであれば、約5万円で取引されています。

レミーマルタン エクストラ

「レミーマルタン エクストラ」は、レミーマルタンの中でももっとも長い期間熟成された、最上級ランクのコニャックです。

一口飲めば、ほかのXOやナポレオンなどとは味や香りが明らかに違うことがわかるでしょう。

特に旧ボトルを求める愛好家が多く、その一方で供給は少ないため買取価格は高騰しています。

現行品はクリアボトルで8,000~1万円程度、旧ボトルだと2~3万円ほどで取引されています。

レミーマルタン ナポレオン

「レミーマルタン ナポレオン」は、現在は一般販売されていない銘柄で、旧ボトルを中心に人気があります。

「セントー ナポレオン」や「ナポレオンエクストラオールド」が1,500~3,000円程度で買い取られるのに対し、旧ボトルのナポレオンは5,000円がつくこともある品です。

また、「レミーマルタン ナポレオン カラフェボトル」は、カラフェ(水差し)ボトルが非常に美しく、世界中のコレクターから人気のある品です。2万円前後で取引されます。

レミーマルタン VSOP

「レミーマルタン VSOP」は、レミーマルタンの中でも手軽に楽しめるリーズナブルな価格帯が魅力の品です。

旧ラベルと現行ラベルがあり、現行ラベルは500円程度ですが、旧ラベルなら2,000円ほどと3~4倍の価格で買取されます。

また、まれにいわゆる「白ラベル」は希少価値が高く、状態がよければ1万円で取引されることもあります。

レミーマルタンを売る際に重要なブランデーの知識

レミーマルタンの買取相場を調べる際、知っておきたいのがコニャックの種類や等級です。これらによって買取価格がまったく異なるため、基本をおさえておきましょう。

ブランデーの種類

ブランデーには大きく分けて次の3種類があります。

レミーマルタンはこの中でもコニャック専門のブランドです。このように、どの地方で作られるかが大きく影響しています。

この3種類のうち、高価買取されるのは基本的にコニャックが中心です。アルマニャックもカルヴァドスも買取する店はありますが、コニャックほどの高値は見込めません。

ブランデーの等級

コニャックやアルマニャックなどのブランデーは、熟成年数ごとに等級分けされています。

たとえばレミーマルタンの「ナポレオン」や「XO」はすべて等級を表すもので、商品名ではありません。

コニャックにおけるそれぞれの等級は上から順に、次のように分けられています。

買取で高値が期待できるのはVSOPまでです。それ以下のランクは買取には向かず、仮に値段がついたとしても数十円程度になります。

レミーマルタンをできるだけ高値で売る方法

レミーマルタンを少しでも高く売るためには、いくつかのコツがあります。次のことを意識して、プラス査定を狙いましょう。

保存状態を良好に保つ

ブランデーは鑑賞用ではなく飲むことを想定しているので、保存状態を良好に保ちましょう。特に、コルクで栓をしてある場合は時間が経つほどコルクが劣化してしまいます。

コルクの劣化によりブランデー内にコルクの破片が混入してしまわないよう注意しましょう。

また、コルクが劣化してブランデーが空気にさらされると、徐々に中身が蒸発して減ってしまいます.

劣化を遅らせるためには、次の方法があります。

寝かせて保存することでコルクが湿るため、乾燥による劣化を防ぐのに役立ちます。

外箱や付属品をセットにする

付属品がある場合は、必ずセットにして査定に出した方が買取価格は高くなります。付属品には、たとえば次のようなものがあります。

また、ギャランティーカードなどにはシリアルナンバーも記載してある場合があります。

本体のラベルやギャランティーカードに記載されたシリアルナンバーが一致することで評価されるため、同じお酒が数本ある場合は間違って別のギャランティーカードを付属しないよう気をつけましょう。

未開封状態で売却する

ブランデーは未開封の状態で査定に出しましょう。開封状態だとほぼ買取不可能です。開封状態だと、たとえ飲んでいなくても液体が空気に晒され、品質が劣化してしまいます。

また、開封状態でなくても注意したいのが液量です。ブランデーは長期保存する過程で、未開封でも徐々に中身が蒸発して減ってしまうことがあります。

基準を下回っているとその分減額されるため注意しましょう。

空ボトルに価値があることもある
バカラ社のボトルを使っているブランデーなど、ものによっては空ボトルだけでも価値がある場合があります。空ボトルが買取対象になるかはその店舗次第です。

信頼できる買取専門店へ持ち込む

レミーマルタンは買取専門店で買取してもらいましょう。リサイクルショップで売却する手もありますが、リサイクルショップはブランデーに強い販路を持っているとは限らないため、買取価格も安くなりがちです。

買取専門店であれば買取に対するノウハウや販路が充実しており、まとめ売りによるボーナス査定にも対応していることが多くあります。

多忙で持ち込みが難しい方は出張査定の利用もおすすめです。

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