中古買取で人気の品といえばブランドバッグです。
しかし、具体的にどのようなブランドバッグが売れるのか、どのくらいの値段で売れるのかわからず、売却に踏み切れない方は多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではブランドバッグの買取相場や、売れるものと売れないものの違い、買取価格を高めるコツについて詳しく解説します。
ブランドバッグの買取相場一覧表
まずは、主なブランドバッグの買取相場について紹介します。
ブランド | 商品名 | 買取相場 |
---|---|---|
エルメス | バーキン25トゥルティエールグレー トゴ | 150万~180万円 |
グッチ | GGマーモント スモール スパンコール ショルダーバッグ | 10万円~15万円 |
シャネル | マトラッセMM キャビアスキン | 40万~60万円 |
ルイ・ヴィトン | モノグラム M42224 | 1万~3万円 |
コーチ | トートバッグ | 1万~1万5千円 |
ロエベ | バルセロナ ショルダーバッグ | 7千円~1万円 |
買取相場の高いブランドバッグの人気ブランド
中古ブランドバッグの中でも特に人気が高い品や、買取相場で高い水準を保っているブランドをいくつか紹介します。
エルメス(HERMES)
バッグをはじめ、ネクタイやスカーフなどおしゃれで上品なアイテムを扱うエルメスも、日本ではおなじみの人気ブランドです。バッグは「バーキン」の「トゴ」などが高い人気があります。
どれも手作業で作られており、職人の心を感じられる作品ばかりです。長く使えるようデザインは奇抜なものが少なめです。
修理にも対応しており、1回買えば修復を繰り返しながら利用していけます。
グッチ(GUCCI)
グッチといえばGを重ねた「GGマーモント」が有名です。これはデザイナーのイニシャルですが、グッチは世界で初めてイニシャルを取り入れました。
職人による細部のディテールが美しく、多くの人を魅了しています。「GGマーモント」のショルダーバッグなどが人気です。
シャネル(CHANEL)
ココ・シャネルによる女性向けブランドです。シャネルといえば「CC」を組み合わせたモチーフを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
服やバッグ、香水、コスメなど女性向け製品を中心にさまざまな品を扱っています。「マトラッセ」のバッグは特に人気が高いです。
ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)
ルイ・ヴィトンといえば世界が誇る人気ブランドの1つです。「モノグラム」や「ダミエ」など有名なモチーフがあります。
需要が高いため買取金額も高く、10万、20万円以上の値段がつくものも多いです。特に高いアイテムとしては現行品や限定モデル、コラボ品などがあります。
コーチ(COACH)
コーチはアメリカ発祥のブランドです。頭文字のCを使ったデザインで知られています。
高級ブランドの1つで知名度も高いですが、ルイ・ヴィトンやエルメスなどトップブランドと比べると価格が安く、気軽に買いやすいのが魅力でもあります。
もともとの価格が安いため、買取価格はやや低めになっており、定価の2割程度にとどまることもあります。
ロエベ(LOEWE)
ロエベはスペイン・マドリード発祥のブランドです。皮革工房から生まれたため、高品質なレザー素材を使っているのが魅力の1つでもあります。
デザインも個性的で王室でも高い人気のあるブランドです。アイコンバッグとしては「アマソナ」や、「パズル」などが挙げられます。
6wayバッグの「ハンモック」もロエベらしい個性にあふれた製品です。
いらないブランドバッグをできるだけ高く売るには
いらないバッグや古いバッグを買い取ってもらうとき、買取価格がどうなるのか不安になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、あらゆるバッグに共通する、できるだけ高値で売るためのコツを紹介します。
なるべく早いタイミングで売る
ブランドバッグの多くは古くなるほど買取価格が下がります。そのため、なるべく早く売るのをおすすめします。
中にはヴィンテージモデルだと高額になるケースもありますが、基本的には古いほど経年劣化や型落ちによって査定価格が下がります。
また、発売されたばかりの新品は特に価格が高い一方、数日~数ヶ月で急速に価格が落ちます。できるだけ早めに売ることをおすすめします。
素材によって売却する時期を選ぶ
買取価格は通年で同じではなく、需要によって変動します。そのため、アイテムによっては売却時期を考えましょう。
たとえば夏物のビニールのように、涼しげな素材でできたアイテムは夏の手前頃がもっとも高値がつきやすいです。
冬物であれば本格的な冬が来る前に売却しましょう。
シーズンアイテムの需要が高くなる旬の時期の手前ごろから、業者は在庫確保に動き始めるため買取価格が高くなります。
保証書や鑑定書をセットにする
保証書や鑑定書があれば、必ずセットにして売却しましょう。
これらをセットにすることで次のようなメリットがあり、買取価格が高くなります。
- そのブランドバッグが本物だと証明できる
- 付属品が揃っていることで査定の減額を阻止できる
- 新品に近い状態になることで買い手からの需要が高まる
- 購入者がその保証書を使ってメーカーの修理を受けられる
なくても買取は可能ですが、あった方がスムーズに買取でき、査定もしやすくなります。短時間で査定完了となるでしょう。
汚れやシミ、臭いを取り除く
ブランドバッグは少しでも印象を良くするべく、査定前に汚れやシミ、臭いなどがあれば取り除きましょう。
ブランドバッグは買取後、別のお客さんに売り渡されます。
買い手としてはできるだけ新品に近い状態の方が心地良く使えるので、こうした汚れなどがない方が人気が高く、買取価格も高くなります。
メンテナンス方法としては、ブランドバッグの素材に応じた手入れをすることが大切です。
- 水分に弱い素材はやわらかい布で拭き取る
- バッグ内部のほこりを掃除機で吸う
- 持ち手についた脂や汚れをぬぐう
- 使用後は乾燥させ、中に新聞紙などをつめて型崩れを防ぐ
- 口を開けて風を通し、臭いを消す
- バッグの中に無香料タイプの消臭剤を入れる
上記は一般的なメンテナンス方法です。バッグによって違いがあるため、必ず取扱説明書を確認しておきましょう。
複数のブランド品をまとめて査定してもらう
特に買取専門店ではまとめ売りに対応しているため、複数のブランド品をまとめて売ると査定価格が高くなります。
ブランド品を少しでも多くのブランド品をまとめて売ることで、それぞれボーナスの対象になるため単品より高く売れます。
高価買取の実績がある店を選ぶ
そのブランドバッグについて、高価買取の実績があるお店を選ぶと安心です。店によってはそのブランドにあまり詳しくなく、適切な販路を持っていない場合もあります。
高価買取の実績がある店舗であれば、その値段で買い取っても問題ない販路を所持していると考えられるため、他の品についても高値が期待できます。
ブランドバッグはどこで売るのがおすすめ?
最後に、査定価格に大きく影響する売却先に関して解説します。ブランドバッグの売り先としては、リサイクルショップ、オークション、買取専門店など複数の選択肢があります。
リサイクルショップ
リサイクルショップは価格が安くなりやすいですが、多彩なジャンルを扱うためブランドバッグの他にも、家電や日用品、雑貨など家の中のものをまとめて売るのに便利です。
売れないと思っていたようなものにも、思わぬ値段がつく可能性があります。
ネットオークション
ネットオークションは、最低限の手数料を支払えば個人間で取引できるため手元に残る金額が高いのがメリットです。
しかし、特にブランドものでは入金や配送、偽物に関するトラブルが多く、これらを自分で処理しなければいけない点には注意が必要です。
買取専門店
一番おすすめなのは、買取専門店を利用する方法です。
買取専門店であればリサイクルショップのように様々な品を取り扱っており、買取に特化しているので査定価格も高めです。
また、まとめ売りによるボーナス制度を取り入れている店舗を利用すれば、買取価格がぐっと高くなります。
オークションのようにトラブルになる確率も低いため、メリットが多い一方でリスクの低い取引方法と言えるでしょう。