空気の温度や湿度を調整してくれるエアコンは、快適な空間作りに欠かせません。
毎年、新しい機能やエコ性能が向上したモデルが発売されるため、そろそろ買い替えを検討している人もいるでしょう。
そこでこの記事では、買い替えで不要になった中古エアコンがどれくらいで、買取してもらえるのか畳数別に紹介していきます。
エアコンの売却を考えている人は、参考にチェックしてみてください。
エアコンの買取相場一覧表
メーカー | 商品名 | 型番 | 買取相場 |
---|---|---|---|
日立 | エアコン 白くまくん | RAS-G28K | 10,000円~120,000円 |
シャープ | ルームエアコン 高濃度プラズマクラスター250 | AY-G22H-W | 15,000円~22,000円 |
ダイキン | エアコン うるさら7 | AN22VRS | 5,000円~10,000円 |
アイリスオーヤマ | エアコン | IRR-2817C | 3,000円~5,000円 |
富士通ゼネラル | ルームエアコン | AS-X28G | 15,000円~22,000円 |
東芝 | 家庭用エアコン | RAS-G221M | 10,000円~120,000円 |
エアコンの買取相場を上記の表にまとめました。
ただし、エアコンの使用状況や状態によっても買取相場は違うので、あくまで目安として考えてください。
エアコンの畳数ごとの買取目安
エアコンにはさまざまな種類や機種があります。見た目では似たように思えますが、違いを知っておきましょう。エアコンを大きく分類するときのポイントは畳数。
家電量販店でエアコンを見ると、「〇畳から〇畳まで」といった表記がされます。これは、そのエアコンを使う場所の広さの目安を表したものです。
ここでは、畳数ごとの買取の目安を簡単に紹介します。
畳数の目安:~10畳のエアコン
「~10畳のエアコン」は個室等によく使われているエアコンです。一部屋一台のエアコンが当たり前になり、個室用に需要があります。
ただし、販売価格も安く畳数が大きいタイプほどは高値で取引されないことが多いでしょう。
畳数の目安:~20畳のエアコン
ファミリー向けや大きめのリビング向けに販売されていることが多いのが20畳程度を目安にしたエアコンです。
その家のメインのエアコンとなることもあり、エコ性能が高いモデルやスマホやスマートスピーカーと連動して動くタイプのエアコンなど多様な機能が搭載されているモデルも多数販売されています。
多機能なエアコンは販売価格も高くなることも多いため、買取価格も比較的高くなりやすいでしょう。
畳数の目安:20畳~のエアコン
大きな部屋に設置することを前提にしているのが20畳以上を対象にしたエアコンです。
部屋を開け放すことができるタイプの間取りの場合も、大型のエアコンが選ばれることは多いでしょう。
20畳以上を対象にしたエアコンは空調性能も高く、AIによって自分で気流を調節する機能がついていることもあるでしょう。販売価格も高く、買取価格も期待できます。
窓用エアコン
窓用エアコンは室外機が一体型になっているタイプのエアコンです。広いスペースを冷やすためには、パワー不足なこともありますが個室や寝室であれば十分でしょう。
壁の穴あけ工事が不要なため、賃貸住宅で壁に穴を開けられない場合にも使われています。
取り付けと取り外しも簡単なので、中古市場でも需要があります。付属の窓フレームも忘れずに査定に出しましょう。
中古エアコンの査定ポイント
中古エアコンは同じような見た目であっても、査定額に大きな差がつくことが珍しくありません。
どのようなポイントで査定されているのか、中古エアコンの査定ポイントをまとめました。
型式
エアコンの買取価格に大きく影響するのが型式です。エアコンは、有名な機種型式に人気が集中しやすい傾向があります。
具体的には、「うるさらシリーズ」や「エコナビシリーズ」といった人気機種は、市場でも需要があるので高値で買取されやすくなります。
年式
エアコンに限らず、家電製品は毎年新モデルが発売されます。性能がよいハイエンドモデルであっても、古くなればそれだけ買取価格は下がってしまうでしょう。
一般的に家電製品は、中古市場で買取価格がつくのは製造から5年以内と言われています。
エアコン自体の寿命が10年が目安といわれているため、製造から5年以上経過してしまうと買い取られにくくなってしまいます。
容量
エアコンを選ぶときには、多くの人が容量を基準にします。中古市場で需要が高いのが、15畳から20畳以上の大容量エアコンです。
大容量エアコンを探しているのは、事業所や飲食店を運営するオーナー。
開業の際は少しでも費用を抑えるために、エアコンを中古市場で買い求めることも多いため、安定した人気があります。
大容量のエアコンであれば、多少古いものや汚れているモノであっても買取されやすいでしょう。
ただし、30畳以上になるとあまりにも容量が大きすぎて、需要が減って買取価格が下がることがあります。
機能
エアコンに搭載されている機能も買取価格に影響します。
空気清浄機能や湿度調節機能といった人気の機能が搭載されているエアコンは高値で買取されやすいでしょう。
中でも人感センサーや内部洗浄機能、スポットエアコンは人気で古いものや状態が良くないものでも高値買取してもらえることもあります。
メーカーやブランド
家電の買取価格はメーカーやブランドが重要なポイントです。
しかし、エアコンは機種型式、年式の影響が大きいので、メーカーはあまり重視されない傾向があります。
日本製のメーカーは需要があり、ダイキンやパナソニック、三菱電機などは流通量も多く、安定した需要が期待できるでしょう。
業務用エアコンであれば性能が高いと評判のダイキンが人気で、もともとリーズナブルなアイリスオーヤマは買取価格はあまり高くなりません。
商品の状態
エアコンに限らず、家電の清潔感は買取価格に大きく影響します。室内機に黄ばみやカビがあると買取価格は大きく下がるでしょう。
また、タバコやペットの匂いも気にする人が多いところです。
買取業者で清掃やクリーニングすることで対応することもできますが、その手間と費用分は買取価格が下がってしまいます。
付属品の有無
エアコンのリモコン等の付属品も揃えてから買取査定に出しましょう。
特に、保証期間内であればメーカーの保証書の有無は重要です。
購入時には、取扱説明書もまとめて保管しておくことをおすすめします。
エアコンを高く買い取ってもらうコツ
エアコンの買取価格にはさまざまな要素が関係しています。
現在保有しているエアコンを少しで高く売るためには、どうすれば良いのか買取してもらうためにできることをまとめました。
高く売れるタイミングを見極める
エアコンは売る時期によっても買取価格が変わります。買取価格が上がりやすいのは、エアコンの需要が高まる6月~7月頃です。
この時期の売却であれば買取した業者も自社で在庫保管する期間も短くなります。
冬に売却すると春にかけてどんどん需要が減っていくため、買取価格も低くなることがあります。
メンテナンスを行ってから売却する
エアコンは売却する前に、必ず清掃しておきましょう。特にフィルター部分はカビやホコリが多いため、綺麗にしておくと査定が大きく下がりにくくなります。
フィルターを取り外してから掃除機でホコリを吸い取って、水洗いをして乾燥させましょう。フィルター清掃をこまめにしておくと、エアコンの状態が良くなります。さらにクリーン機能がある場合には小まめに使いましょう。
エアコン内部のクリーニングは、故障のリスクもあるのでお勧めできません。フィルター清掃と内部クリーニングを定期的におこなうだけでも、匂いや汚れの付着を予防できます。
ほかの家電や複数のエアコンをセットにする
エアコンを売却するときには、他の不要な家電がないかをチェックしてください。
エアコンを買取している業者の多くは、他の家電も取り扱っていて家電をセットで売却することで、買取価格が高くなることがあります。
買い替えを考えている家電が他にある場合には、一緒に売ることを検討してください。
付属品をすべて揃える
エアコンを売却するときには、必ずリモコンや取扱説明書を用意しておきましょう。
最近はスマホで操作できるエアコンもありますが、それでも付属品はできるだけ揃えておくと査定が高くなりやすいです。
期限内の保証書もあれば提出すると買取価格にプラスされる可能性があります。
買取専門店に持ち込む
エアコンは、フリーマーケットやリサイクルショップで売ることも可能ですが、買取専門店に依頼することをおすすめします。
買取専門店では、多くの家電製品を扱っていて、ほかの品物とまとめて売ると査定額が高まることもあります。
また、販売ルートも持っているため、より高額買取が期待できるのも買取専門店です。
まずは買取査定を依頼してみてください。