ジーンズにこだわりのある人からすれば、高いお金を払って手に入れたものを手放そうと考えたとき、少しでも高額で買い取ってもらいたいと考えるものです。
しかし、洋服を買い取ってもらうのにあまりに安く買い叩かれてしまうケースはよくあります。
この記事では、ジーンズの買取相場や、少しでも高く買い取ってもらうためのポイントをまとめました。ジーンズの処分を考えているなら、買取も検討してみましょう。
ジーンズの買取相場一覧表
ブランド | 商品名 | 型番 | 買取相場 |
---|---|---|---|
ディーゼル | Krooley-T JoggJeans | 0689D | 3,000~7,000円 |
ディーゼル | D-Amny | 0890T | 10,000円~20,000円 |
リーバイス | 1922年モデル | 501XX | 300,000円~700,000円 |
リー | AMERICAN RIDERSヴィンテージセンター赤1940~1950 | 101Z | 100,000円~250,000円 |
ラングラー | BLUEBELL 50S | 11MWZ | 20,000円~40,000円 |
エドウィン | STANDARD INDIGO STORY | 19AW E | 10,000円~20,000円 |
上記では、代表的なジーンズブランドの買取相場を紹介しています。
ジーンズは状態や市場での変動によって、価格が大きく変わります。目安として参考にしてください。
人気の高いジーンズのおすすめブランド
人気が高いジーンズのおすすめブランドと、それらがなぜ高いのかをまとめました。
ディーゼル(DIESEL)
ディーゼルは、クオリティの高さ、シルエットの美しさから世界中で愛されているブランドディーゼル。
ハンドメイドで仕上げたようなダメージ加工や白ジーンズといったトレンドを発信し続けてきた存在です。
ディーゼルのジーンズの買取相場は500円~10,000円前後です。
リーバイス(LEVI‘S)
リーバイスは、ジーンズをこの世に生み出したアメリカ発祥のブランド。
高値で取り引きされるヴィンテージジーンズにもリーバイスが多く、別名でヴィンテージの王様と呼ばれることもあります。
中でも、「501」シリーズは有名なモデル。復刻版である「501xx(エクストラエクシード)」も人気があり、30,000円前後で取引されています。
「BigE」のように高値買取されるアイテムもありますが、リーバイスの買取相場は1,000~20,000円前後です。
エドウィン(EDWIN)
エドウィンは、日本発祥のファッションブランドです。1960年代から日本オリジナルのジーンズを製造していて、海外でも販売されています。
エドウィンは、日本では手に入りやすく他の有名ジーンズブランドと比較して相場は低めに査定されることもあるでしょう。
エドウィンの買取相場は1,000円~20,000円ですが、400番台と、503,504は高額査定されやすいモデルです。
リー(Lee)
リーは、ジーンズ3大ブランドの一つ。1980年代前半のモデルがヴィンテージとして取り引きされています。買取相場は、1,000円から30,000円。
もともとリーはブランドではなく、卸商が販売するジーンズでした。
デッドストック品は、現在高値で取り引きされています。状態によっては100,000円を超える価格で取り引きされるでしょう。
ラングラー(Wrangler)
カウボーイや、ロデオライダーをターゲットにしたジーンズブランドのラングラー。リーバイスやリーと並んでアメリカの3大ジーンズブランドのひとつに称されています。
ラングラーの買取相場は、1,000円から10,000円前後。有名なモデルである11MW、13MWが高値で取引されています。
ジーンズの買取相場が決まる査定ポイント
同じように見えるジーンズであっても、査定に出してみると買取価格が数万円違うこともあります。
ジーンズはどのようにして、買取価格が決まるのでしょうか。買取価格の査定ポイントを紹介します。
ブランドの有無
ジーンズを買取してもらうときに、まずチェックされるのがブランドの有無です。ブランドのアイテムは、ファンやコレクターが購入するため、買取業者でも積極的に仕入れています。
買取業者によっては、ジーンズのブランドで買取強化している場合もあります。
手元にジーンズがある場合には、まずブランドをチェックしてから高額査定してもらいやすい買取業者に持ち込みましょう。
ジーンズのモデル
ジーンズで特に高値で取引されているのが、需要が高いモデルです。同じ大手ブランドであっても、人気の高いモデルほど高額になりやすいでしょう。
また、人気モデルは買取実績が買取業者のホームページで公開されていることがあります。
持っているジーンズがどのくらいの価格になるか、手軽に知りたいときには、モデル名で検索してみましょう。
ヴィンテージとしての価値
ヴィンテージジーンズは、ジーンズ市場でも高値で流通しています。ただし、ヴィンテージジーンズは査定が難しく、一般的なリサイクルショップやブランド買取店では、古い型番のジーンズとして高値にならないことがあります。
貴重なヴィンテージジーンズは、買取実績があり正しく査定してくれる買取専門店に持ち込みましょう。
ヴィンテージジーンズは、使い古されていることも多いため、状態が悪くても買取してもらえることがあります。状態が悪いからと諦めずに、一度査定に出してみましょう。
商品の状態
ジーンズは着用しているうちに小さな傷がついたり、日焼け、色落ちしたりすることがあります。
通常の着用の範囲で起きた自然劣化であれば、買取業者で買い取ってもらえます。
ヴィンテージジーンズであれば、自然な変化と捉えてほとんど買取価格に影響しない場合もあるでしょう。
ただし、極端に大きな傷や着用できないような状態のジーンズは買取できない場合もあります。
高額な買取額が期待できるジーンズのアイテム
ジーンズの中には、驚くような高値で買取されるアイテムもあります。どういったジーンズが高値で取引されるのでしょうか。
1960年代以前のヴィンテージジーンズ
経年劣化や日焼け、色落ちが付加価値になるヴィンテージジーンズは、1960年ぐらいまでの製品が該当します。
世界中にコレクターがいるリーバイスのヴィンテージジーンズは、1890年代モデルから1960年代ものが高額で取り引きされています。
リーバイスのジーンズは、その時代の社会情勢を反映していることも魅力。1920年代にベルトループが採用され、戦時中には簡素化した仕様になりました。
素材や仕様から時代を肌で感じられるヴィンテージは需要が高いものの、古いものほど現存数が少なくなっています。
需要に対して供給が少なく、貴重な1890年モデルは数百万円になることもあります。
リーバイスの501やLeeの101
ジーンズは、特定のモデルに人気が集中することがよくあります。例えば、リーの101は、俳優のジェームズ・ディーンが着用したことによって大きく注目されました。
さらに、リーバイスの原点ともいえる501と502、さらに初めてファッションアイテムとして製造された505は人気です。
同じく500番台の510、517、569も高値で取引されやすいモデル。スキニージーンズの限定とも呼ばれる606、ベルボトムの646も高値で取引されています。
レプリカ・ジーンズ
ヴィンテージジーンズは魅力的ですが、希少でなかなか手に入りません。
そこで生まれたのが、ヴィンテージジーンズの素材や製造方法を再現して製造されるレプリカジーンズです。
レプリカジーンズのモデルはリーバイスにもあり、素材や作り方、さらにはパッケージまで再現しています。
中には、当時の糸を使ったり、その時代のミシンで塗ったりとこだわり抜いた製品もあり、高い人気があります。
ジーンズをできるだけ高く売るには?
愛用のジーンズをできるだけ高く売るためにできることをまとめました。
綺麗に着用することを心がける
高級なジーンズ、ブランドのジーンズであっても、着用できなければ買い取れません。ジーンズは可能な限り、色落ちや破れがないように綺麗に着用しましょう。
特に、匂いや汚れがつくと清潔感がなくなって買取は難しくなります。
裾上げはしない
これからさまざまな人が着用できるように、ジーンズは裾上げしていないもののほうが高値買取されます。
裾上げしたものや、ロールアップしたシワが残るものは、履ける人も限られるため高値はつきにくいでしょう。
売却するタイミングを見極める
ジーンズは定番アイテムですが、形やシルエットに流行があります。
流行があらわれやすいブーツカット、ベルボトム等はトレンドの移り変わりも激しいデザインです。
また、マウジーのようにトレンドを重視したブランドのアイテムはトレンドから外れると買取価格も下がってしまいます。
売却するときには、タイミングを見極めてください。
買取専門店で査定を依頼する
買取りしてもらうときには、どこで買い取ってもらうかも重要です。
せっかくのヴィンテージジーンズも、見る目がない人にとってはただの中古服として価値を理解してもらえません。
買取専門店であれば、商品知識と買取実績が豊富なので安心して任せられます。
買取専門店はほかの品物とまとめて売ると査定額が高まることもあるため、いくつかまとめて持ち込んでみましょう。