大切に愛用し続けた掃除機でも、いつかは使わなくなり処分が必要になります。古くなった掃除機を処分するとき、できれば捨てずに買い取ってもらいたいと考える人も多いでしょう。
使い終わった掃除機の買取は可能か気になる人のために、買取の可否と買取相場はどのくらいかの情報をまとめました。
掃除機を高く売るコツも紹介するので、あわせてチェックしてみてください。
掃除機の買取相場一覧表
電機メーカーごとの中古掃除機の買取相場で、一覧表を作成しました。
まず手元の掃除機がどのメーカーか確認し、大体の相場を見てみましょう。
メーカー | 買取相場 |
---|---|
アイロボットルンバ | 5,000~50,000円 |
東芝 | 3,000~20,000円 |
パナソニック | 4,000~15,000円 |
ダイソン | 3,000~15,000円 |
日立 | 3,000~15,000円 |
三菱電機 | 2,500~15,000円 |
エレクトロラックス | 2,000~12,000円 |
掃除機の買取価格が決まる5つの要因
中古掃除機の買取価格は、5つのポイントで査定されます。
買取店がチェックするポイントを知り、少しでも高値を付けてもらいましょう。
掃除機の種類
掃除機には、サイクロン・ロボット・紙パックの3種類があり、人気のタイプは高価買取を期待できます。
- ロボット掃除機のルンバ
- サイクロン掃除機の軽量タイプ
現在はこの2種類が人気で中古市場でも需要が高く、高額査定の可能性があります。
製造年数
家電製品の買取では製造年数が重視され、掃除機の場合は製造年数5年以内の製品が買取可能です。
製造年数の短い掃除機ほど高価買取を期待でき、新品同様の製品ほどさらに高く買取されるでしょう。製品の状態や人気などの要因から、それ以降でも買取可能なケース、5年以内でも難しいケースがあります。
製造年数が5年以上の掃除機の買取を希望するときは、買取店へ事前に電話などで相談しましょう。
メーカーやブランド
国内の大手家電メーカーが製造する掃除機は、高額査定を期待できます。買取相場一覧表でも紹介した、東芝やパナソニック、日立などの掃除機を処分するときは買取店への売却がおすすめです。
アイリスオーヤマはコスパが良く人気が高いものの、定価が安いためそれほど高値はつかない、または買取不可のケースもあります。
海外メーカーでも、ダイソンやアイロボットルンバは日本で人気があるため、高値での買取を期待できます。
商品の状態
問題なく使用でき、見た目や内部のきれいな掃除機は、高く売れる可能性があります。
汚れや傷がない、または少なく、内部のごみは取り除いてあり、できる限り清潔な状態が望ましいです。
吸い込み口部分はゴミがたまりやすく、ブラシなどで丁寧に掃除しましょう。
付属品の有無
掃除機の購入時にあった付属品を可能な限りそろえて査定に出しましょう。
- 取扱説明書
- 保証書
- 変換用ノズル
などの付属品が購入時と同様にそろっているほど、高額査定の可能性があります。
保証書は期限が切れていない場合に持参すると、査定額アップを期待できます。
高額な買取価格が期待できる掃除機の人気メーカー
中古掃除機買取の査定ポイントの中から、メーカーについて解説します。
大手家電メーカーの掃除機は中古品の需要も高く、高価買取を期待できます。人気メーカーそれぞれの特徴と相場を簡単に説明するので、売却の参考にしてください。
ダイソン(Dyson)
ダイソンの中古掃除機の買取価格相場は、3,000~15,000円です。
ダイソンはイギリスの電気機器メーカーで、羽根のない扇風機など斬新な商品を生み出しています。イギリスのベストセラー掃除機になったサイクロン掃除機は、5年の月日をかけて発明されました。
使い続けても吸引力を維持するサイクロン掃除機は、一般的な掃除機と異なり日本でも人気を集めています。
アイロボット ルンバ(iRobot Roomba)
アイロボットルンバは、5,000~50,000円が一般的な中古買取相場です。ルンバは定価が高いため、買取価格の上限も高額になっています。
アイロボットはロボットメーカーで、ルンバをはじめ床拭きロボットやプログラミングロボットなどを開発する会社です。
生活に役立つロボットの中でもルンバは日本で人気があり、日本での類型販売台数は400万台以上といわれます。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックの中古掃除機の買取相場は、4,000~15,000円ほどです。
パナソニックは日本の大手家電メーカーで、白物家電から住宅設備まで幅広い製造・販売・サービスをしています。
家庭電化製品のシェアはトップクラスで、創立者は昭和を代表する実業家の松下幸之助氏です。
日立(HITACHI)
日立製の掃除機の中古買取相場は、3,000~15,000円といわれます。
掃除機はサイクロン式・紙パック式の他、スティックタイプやロボットクリーナーまで、種類豊富です。
日立グループのうち、日立製作所は日本の電機メーカーで、グループの中核企業です。
東芝(TOSHIBA)
手持ちの掃除機が東芝の場合、3,000~20,000円で買取の可能性があります。
東芝は本社が日本の東京都にある総合電機メーカーで、家電製品の会社のイメージを持つ人が多いです。
家電製品以外にも東芝のグループ会社では、開発・設計から製造・サービスまで提供しています。
シャープ(SHARP)
シャープの掃除機を中古で売ると、3,000~10,000円が買取相場です。
シャープは日本の総合電子機器メーカーで、国産第1号のテレビや世界で初めて電卓を製造した会社です。
国内の関東地方から中国地方に事業所があり、シャープ本社は大阪にあります。
壊れた掃除機や古い掃除機は買い取ってもらえる?
売ろうと考えた掃除機が、壊れているまたは古い掃除機の場合でも、買取可能なケースがあります。
製造年数が新しく、人気のメーカーやブランドの掃除機は、たとえ壊れていても買取を期待できます。
中古掃除機の買取は製造年数5年までが目安のため、それ以上の古い掃除機は買取不可の可能性が高いです。
人気メーカー・ブランドの掃除機で需要があっても、古い場合は買取を断られる場合があります。
買取店によって判断基準が異なるため、査定へ持参する前に買取の対象になるか確認すると無駄を省けます。
掃除機を高く売るコツ
今ある掃除機をできるだけ高く売るためにはコツがあります。ポイントを押さえた売却で、少しでも高く買い取ってもらい掃除機買い替えなどに役立てましょう。
ここでは、掃除機を1円でも高く売却するコツを3つ紹介します。
高く売れるタイミングを見極める
掃除機はいつ売っても同じ買取金額ではなく、高額になる時期があります。中でも特に掃除機の需要が高まる時期は、新生活をスタートする人の多い4月と、転勤で引っ越す人が多い9月です。
買取店では需要が高まる前に在庫を増やしておきたいため、直前の3月や8月に買取額がアップしやすいです。
掃除機を使わなくなったときにすぐ売りに出さず、3月または8月の高く売れるタイミングを待って査定に出しましょう。
メンテナンスを行ってから売却する
掃除機の外側と内側がきれいなほど、高価買取の期待が持てます。掃除機は汚れたままで売りに出さず、できる範囲でメンテナンスをしてから査定に出しましょう。
簡単なメンテナンス方法は、
- 硬く絞った雑巾で掃除機本体を拭く
- 落ちにくい汚れは中性洗剤をつける
- 電気プラグ部分はぬれ雑巾ではなく乾いた布で拭く
- ヘッド部分は、布・わりばし・綿棒などですみずみまできれいにする
などです。
ヘッド部分は構造が複雑なため、取り扱い説明書を見ながら行うことをおすすめします。
買取専門店に持ち込む
掃除機の買取はあらゆる中古ショップで受付しますが、中でも買取専門店への持ち込みが高額査定につながります。特に掃除機以外に売りたい品物がある場合、複数の対象商品を査定に出すと査定総額が上がる可能性もあります。
他の家電製品でも、着物や宝石などでも、持ち込みたい買取専門店の取り扱い商品であれば、できる限りまとめて買取に出しましょう。