家に眠っている、使わないネックレスを売りたいと考えている人は多いのではないでしょうか?
アクセサリーや貴金属は高価買取が期待できる代表的なアイテムですが、具体的にどんなものが売れるのか知らない人も多いかもしれません。
この記事では、ネックレスの買取相場や、高価買取されるネックレスの特徴、高く売るコツなどについて解説します。
ネックレスの買取相場一覧表
まずはネックレスの買取相場について、一覧表にまとめました。
ブランド | 商品名 | 素材・宝石 | 買取相場 |
---|---|---|---|
アガット | 1Pダイヤモンドネックレス | 18金・ダイヤモンド(0.08ct) | 1万~2万円 |
カルティエ | ベビーラブネックレス | 18金・ダイヤモンド | 20万円 |
ヴァンクリーフ&アーペル | ヴィンテージアルハンブラ ネックレス | 18金・マラカイト | 20万円 |
ティファニー | ビクトリア ダイヤ ネックレス | 18金・PG・ダイヤモンド | 15万円 |
エルメス | アミュレット
シェーヌダンクルネックレス |
V925 | 3万~4万円 |
シャネル | ココマーク ゴールド ヴィンテージ ネックレス | 18金 | 6万~8万円 |
ブランドや材質、素材などにもよりますが、どれも状態が良ければ数万円を超え、高いと20万円以上で買い取られています。
買取相場の高いネックレスの人気ブランド
ネックレスの中でも特に高価買取が期待できるのは、やはりブランド品です。そこで、ネックレス買取で需要のある、ティファニーやアガットなどおすすめの人気ブランドについて解説します。
ティファニー
高級アクセサリーブランドとして人気のティファニーは、ネックレスでも高い需要があります。
特にハートのモチーフが魅力の「オープンハート」や、ダイヤモンドを1粒あしらった「バイ ザ ヤード」は高い人気を誇ります。
アガット
アガットは国内のジュエリーブランドで、時代を先取りする新しいデザインが魅力です。華奢で繊細な作りの中に華やかさが加わり、さまざまな年齢層に愛されています。
1粒ダイヤモンドをあしらったネックレスや、天然石のネックレスが人気です。
エルメス
高級ブランドとして有名なエルメスのネックレスも人気です。一目でエルメスだとわかる、エルメスの象徴であるHのロゴを使ったネックレスは買取市場でも高く評価されます。
「シェーヌダンクル」デザインのネックレスも人気です。どちらかというとバッグやリングなどの取引が多いですが、ネックレスも1万~7万円で取引されることが多くあります。
ヴァンクリーフ&アーペル
フランスのハイジュエリーブランド「ヴァンクリーフ&アーペル」のネックレスは、大人の女性にふさわしいエレガントなデザインが特徴です。
四葉のかたちをした同ブランドの象徴「アルハンブラ」をモチーフにしたネックレスは特に人気が高く、20万~30万円の品も多数あるなど、買取価格も期待できます。
カルティエ
カルティエのネックレスも有名です。大人の女性にふさわしい、上品なデザインが魅力で、30代~40代の女性を中心に人気があります。
1粒ダイヤをあしらった「ディアマン レジェ ドゥ カルティエ」や、3本の金を組み合わせて作るラインが美しい「トリニティ ドゥ カルティエ」シリーズなどが定番です。
トリニティのネックレスで、1粒ダイヤをあしらったものは20万~25万円の価格で取引されます。
シャネル
ブランドものとして真っ先に思い浮かべる人も多いのがシャネルです。シャネルのネックレスはシャネルを象徴するココマークや、カメリアをモチーフにしたものを中心に人気があります。
シャネルらしい高級感や華やかさ、高いデザイン性を持つネックレスは、いつの時代も変わらず人気です。20万~40万円ほどで取引されている品が多くあります。
金ネックレスの査定額に深くかかわる金相場
金ネックレスを査定する際に必ずチェックされるのが、ネックレスに使用されている金素材そのものの相場です。金の相場は、世界情勢や為替相場などによって毎日変動します。
1g単位の金相場推移を、過去3年間分を比較すると以下のようになります。
- 2018年…約4,500円
- 2019年…約4,900円
- 2020年……約6,000円
このように、特に2020年は2019年までに比べて金相場が大きく上昇しました。2020年以降は全体的に上昇傾向ですが、最近は落ち着いてきています。
2020年に突然上昇を見せたため、以前の相場にゆるやかに戻っていく可能性もあります。相場が下がらないうちに金ネックレスを売るのがおすすめです。
ネックレスの買取査定時のポイント
ここではネックレスの査定時に重要なポイントについて解説します。
ブランド品とノンブランド品
ネックレスの価値はブランド品かノンブランド品かで注目される部分が異なります。
ブランド品はブランドとしての価値が見込めるため、買い取ったネックレスはそのまま店頭に並ぶことも多いです。そのため、そのネックレスの中古相場を参考に査定価格が決定します。
一方、ノンブランド品は素材そのものの価値を重視して決められることが大半です。
買い取った品は金やプラチナ部分をいったん溶かし、宝石も外してそれぞれ別々に販売します。そのため、査定価格はあくまで素材の価値で決定されます。
貴金属や宝石の価値
貴金属や宝石の種類によって価値が異なるため、ネックレスとしての価値も左右されます。
たとえば金とプラチナであれば、1gあたりの価格は金の方が高いため、同じ重量なら金のネックレスの方が高くなります。
宝石についても、その宝石がダイヤかルビーか、あるいはサファイアかなどによって価格が変わります。
宝石はカラット(重量)だけでなく色、クラリティ(透明度)などによっても価値が変わるため、たとえ小さな宝石であっても高値がつくことがあるのもポイントです。
商品の状態
商品そのものの状態も査定に大きく影響する部分です。特にブランド品のネックレスは、溶かすのではなくそのままの状態で次の使用者の手に渡るため、状態が悪いと価格が下がりやすくなります。
- 汚れやくもりなどがないか
- 傷や破損がないか
- 付属品は揃っているか
といった部分は特に意識をしてチェックしてみましょう。
デザイン性
ブランド品を中心に、デザイン性も価格に影響する要素です。流行のデザインや人気のデザインほど需要が大きいため、価格が高くなります。
また、カッティングも重要な要素です。たとえばエメラルドの場合、「エメラルドカット」と呼ばれる四角いカッティングが人気で、逆にエメラルドカットでない場合はエメラルドカットのアクセサリーより安い価格になることが多くあります。
その宝石やネックレスの魅力を引き立てるデザインになっていることが高価買取のポイントです。
金ネックレスを高く売るためのコツ
最後に、純金製や18Kなど、金ネックレス、あるいはプラチナネックレスを高く売るためのコツについて解説します。次のようなポイントを守ると、高値がつきやすいでしょう。
相場の高いタイミングで売る
ネックレスに使用される金やプラチナの相場が高いときを見極めて売りましょう。
金やプラチナの相場は日々変動するため、高いときと安いときで同じアクセサリーでも査定価格が異なります。金やプラチナのその日の相場はWeb上で確認可能です。
付属品や鑑定書をセットにする
ネックレスを売却するときは、購入時についてきた付属品をセットにして査定に出しましょう。付属品がセットになっていることで、正規品としての価値が高まります。
たとえば、付属品には次のようなものがあります。
- 外箱
- 収納ケース
- ギャランティーカード(保証書)
- 鑑定書
ギャランティーカードや鑑定書があることで、正規品であることの証明にもなります。
保管状態に気を付ける
ネックレスは丁寧に保管しましょう。ネックレスは首につけることから化粧品や汗などの影響を受けやすいアクセサリーです。
汚れをそのままにしておくとネックレスが傷んでしまい、査定価格が下がる原因になります。
- 汚れを拭き取ってから保管する
- 他の宝石やアクセサリーと擦れて傷がつかないよう、単体で保管する
- 直射日光を避ける
このようなことを意識して保管することで、査定の際は価格が上がりやすくなります。
そのほか、宝石や材質によっても保管の注意点が異なります。ネックレスに付属している保管の注意書きを参考にするとよいでしょう。
買取専門店で査定を依頼する
買取を依頼する店は、買取専門店がおすすめです。買取専門店はネックレスのような貴金属の買取に長けていることが多く、また高く売るためのルートを持っているので、そのぶん買取価格も上がりやすくなります。
リサイクルショップや金・プラチナのみの買取を行う店だと、正しい価値での査定が難しく、安い価格になることが多いです。
一方、買取専門店ならまとめ売りによるボーナスがつくこともあり、複数のネックレスを売る場合はよりお得に買取してもらえます。