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更新日
2021.08.08.

浮世絵の買取相場を解説

自宅に眠っている浮世絵が高く売れるのではないかと期待している人は多いのではないでしょうか。

浮世絵は日本を代表する絵画ジャンルの1つでもあり、コレクターは国内だけでなく海外にも大勢います。

中には驚くような高値で取引されるものもありますが、一方で贋作も多く見分けるのが大変です。

そこで今回は、浮世絵の買取相場や高価買取される浮世絵の特徴、真贋の見分け方について解説します。査定に出す前にぜひ参考にしてください。

浮世絵の買取相場一覧表

浮世絵の買取相場の一例次の表にまとめました。

名称 買取相場
歌川豊国 三十六歌仙 20万~28万円
歌川豊国 美人図 5万~8万円
葛飾北斎 富嶽三十六景 2万~4万円
水野年方 今様美人図 1万~2万円
豊原国周 華競三幅対 市川團十郎 1万~2万円

浮世絵は種類が豊富で、江戸時代の著名な作者の作品となると100万円~億単位で取引されることもあります。買取でよく見かける作品だと、1~20万円程度で取引される品が多いです。

なぜ買取相場が違う?浮世絵の査定ポイント

次は浮世絵の査定ポイントを解説していきます。

作家名

浮世絵で一番重視されるのは作者の名前です。基本的には有名作家かどうかで査定価格の桁が変わります。人気作家には、次のような作者が挙げられます。

なお、無名作家の場合は有名作家ほどの価格はつきませんが、人気の品や品質の高い品もあるため買取自体は可能です。

浮世絵の種類

浮世絵には、オリジナルと復刻版、印刷版があります。このうち最も価値や人気があるのはオリジナル版です。それぞれ、次のような違いがあります。

オリジナル

オリジナル版は江戸時代~明治時代初期の、浮世絵が全盛だった時代に作者本人の手で作られたものです。いわゆる骨董として高い人気があります。

昔のものなので、古めかしい独特の味があるものが多いです。

復刻版

復刻版は人気の浮世絵を、現代になってから作り直したものです。

浮世絵は海外でも需要が高いですが、オリジナル版は数に限りがあるため、そっくりの版を新たに作って摺るようになりました。

いかにも年数が経過したような古めかしい色味を再現したものや、逆に摺り立ての色を再現したものなどさまざまです。

印刷

印刷は木版技術を使って作られたものではなく、文字通り印刷したものです。複製が容易なことから、オリジナルや復刻版に比べるとはるかに価値が劣ります。

もともと鑑賞用に売られているものもありますが、復刻版と偽ってオークションなどで出品されているケースもあるため注意が必要です。

初摺りと後摺りの違い

浮世絵には摺った時期によって「初摺り」「後摺り」があり、同じ作品でもどちらに該当するかでまったく価格が異なります。それぞれの特徴は次の通りです。

初摺り

初摺りは文字通り、作者が最初の時期に摺った浮世絵です。本で言えば初版にあたり、非常に希少価値が高い存在でもあります。

初版が売れないと重版ができないので、当時の浮世絵師は初摺りに力を入れ、自分が意図した理想の表現になるようこだわっています。

そのため、色の出かたや表現などすべてが特別で、鮮やかな画質になっています。

後摺り

後摺りは本で言うところの重版にあたります。初摺りが人気を得て、増産体制に入った頃の時期の浮世絵です。

この頃は増産するスピードが重視されたため、摺りやすいよう線や色の表現を簡略化しています。

付属品の有無

実際に査定する際は、付属品の有無でも買取価格が変わってきます。付属品には、たとえば次のようなものがあります。

浮世絵には偽物も多いので、こうした付属品があることで鑑定や査定がスムーズになります。

また、買い取られた浮世絵は店頭に並べられることになりますが、購入者側からしても付属品が揃っていた方が価値が高く感じられます。

そのため付属品が揃っているものはプラス査定、もしくはあるべき付属品がないと減額される可能性が高いでしょう。

保存状態

浮世絵は保存状態で大きく価格が変わります。もともと紙に摺られた繊細な作品なので、長い年月で色あせたり、折れたり破けたりといったことも多くあります。

色あせや破れによって本来の作品の魅力が損なわれている場合、査定価格が一気に下がります。売却するまで、額に入れるなど適切な保管を心がけましょう。

浮世絵の偽物と本物を見分けるコツ

浮世絵は世界的に人気が高い美術品なので、贋作(偽物)も多く出回っています。

特にオークションではかなりの量の偽物が流通しているため、見分けられるようにコツを覚えておきましょう。偽物と本物の見分け方は次の通りです。

落款・印章の確認から始めよう

真っ先に確認すべきなのが落款や印章の有無です。

このような特徴がある場合、贋作の可能性が高くなるでしょう。

ただし、珍しいケースではありますが、弟子が師匠の落款を勝手に使って押していたということもあります。そのため、落款・印章が本物だからといって必ずしも作品まで本物とは限りません。

目録やパンフレットと違いがないか見比べる

手元にある浮世絵と、その浮世絵を紹介している目録やパンフレットなどに映っている写真とで違いがないか確認しましょう。

偽物はよく見ると、本物と色味や線の書き方などが異なります。偽物は本物に非常に似せて作られているため、一見しただけだと「写真と同じだ」と思ってしまう人も多くいます。

しかし、たとえば鳥の羽根の書き方や服のしわの表現など、細かな部分が本物より見劣りすることが多いので厳しくチェックすることが大切です。

悪意を持って作られた贋作は、あたかも本物であるかのように豪華な箱や、本物であると記載した鑑定証をつけているケースもあります。しっかり中身の細部まで確認しましょう。

浮世絵を高額査定してもらうためのポイント

浮世絵を買取査定に出す場合、ちょっとしたコツで買取価格が上がることがあります。次のことに注意しておきましょう。

付属品をセットにして査定に出す

付属品はすべてセットで査定に出しましょう。欠品でも査定や真贋判定は可能ですが、買い手の需要が下がるため買取価格は下がりがちになります。

特に箱はその浮世絵の真贋判定に役立つので必ずセットにしましょう。

余裕があるなら、浮世絵を購入した店のレシートもあると査定がしやすくなり、査定員の印象も良くなります。

鑑定書も忘れずに

鑑定書は浮世絵の真贋を判定するために重要な品なので、必ず添付しましょう。買取店によっては鑑定書がないと買取NGにする店もあるほどです。

一般的に、ギャラリーのような正規ルートで購入した浮世絵であれば必ず鑑定書がつきます。

存命作家の場合は鑑定書がない
鑑定書は作者が死亡している場合、真贋判定が難しくなるため発行されるものです。

現代の浮世絵画家で存命の場合は鑑定書がありませんが、その場合は鑑定書がなくても問題なく買取依頼できます。

適切な状態で保管する

査定に出す浮世絵は、査定当日まで丁寧に保管しましょう。もともと紙でできているので、保管状態が悪化すると1日で浮世絵そのものが劣化する可能性もあります。

特に色褪せは浮世絵にとって致命的です。

このようなポイントを守って保管することで、日焼けやカビなどを防ぎやすくなります。

作品を傷ませないよう手入れは簡潔に

浮世絵の状態が悪いときは、無理に手入れを行わないようにしましょう。

貴金属やブランドバッグなどの買取であれば、事前のメンテナンスで表面を綺麗にすると査定額が上がりやすくなりま。しかし浮世絵の場合は、自己メンテナンスで状態が悪化するリスクが高いです。

傷をつけずに手入れをする自信がなければそのまま査定に出してもかまいません。

専門知識が豊かな買取専門店へ依頼

買取の依頼先としては、買取専門店へ依頼するのがおすすめです。買取専門店は買取を専門に扱っているので査定価格が高くなります。

また、複数の浮世絵がある場合はまとめて査定に出すことで、査定価格にボーナスを得られるのも魅力です。

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骨董品バイヤー
安彦 秀紀

鑑定士として約6年。月約50~70件の出張買取を担当。 まだ業界でも数少ない「骨董品」の買取を得意とする、全店舗の買取部の責任者。
趣味も「美術館巡り」と、プライベートでも鑑定士としての目を養い、古美術品の深みにはまっております。

現在は出張買取だけでなく、骨董品についての勉強会を定期的に実施し、スタッフの骨董品の鑑定力のレベルアップに向けて邁進中。
また骨董品のオークションの振り師の経験もあり古美術業界にも精通しております。
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