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更新日
2021.07.15.

甲冑/鎧兜の買取相場と5つの査定ポイントを解説

自宅に不要な甲冑や鎧兜が置いてあるため処分を考えているが、ゴミにしてしまうのはもったいない。

そうお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

せっかく処分するのであれば、ポイントを押さえて少しでも高く買い取ってもらいましょう。

この記事では甲冑、鎧兜を買取査定に出すときのポイントを紹介していきます。

甲冑や鎧兜の買取相場

まず代表的な甲冑や鎧兜の買取相場を紹介していきます。

自宅に眠っている甲冑や鎧兜は、思わぬ形で高額査定してもらえる可能性があります。

▼代表的な甲冑や鎧兜の買取相場

種類 買取相場
早乙女家久 甲冑 15~30万円
時代甲冑 10~30万円
甲冑 5~10万円
甲冑(江戸時代) 15~20万円
明珍甲冑 20~50万円

特に有名な武将に関する甲冑は、武将マニアが高く評価してくれるので買取価格が高くなりやすい傾向にあります。ここからは、甲冑の種類による買取の傾向を紹介します。

足軽兵向けの甲冑

甲冑の中でも特に多く流通しているのが足軽兵向けの甲冑です。それらは豪華絢爛な大名や武将用の甲冑と比べると、作りが簡素なのが特徴です。

大名や武将用の甲冑と比べるとどうしてもチープな作りになっていることに加えて、単純に足軽はたくさんいたため流通数が多く、買取価格は他の甲冑や鎧兜と比較すると抑えめになってしまいます。

武将用の甲冑

足軽用の甲冑と比較すると作りが細かいため、武将用の甲冑は高値で取引されることが大半です。

特に有名な武将に関する甲冑は、その武将のマニアが高く評価するため、特に買取額が高くなる傾向にあります。

逆に武将と言ってもそこまで知名度の高くない武将の甲冑などは、足軽用の甲冑と比較すると高値で買取される程度です。

大名が使用した甲冑

甲冑の中でも特に高く評価されるのが大名の甲冑です。

甲冑の作りが足軽用の甲冑と比較して大変精巧なのは言うまでもありませんが、伊達政宗などを始めとする著名な大名が用いた甲冑の場合、非常に高値での買取が期待されます。

さらにその中でも希少価値が高いものは、数千万円で取引される場合もあるようです。

甲冑の価値が分かる5つの査定ポイント

甲冑の価値がどのように決まるかを知れば、お手持ちの甲冑の買取価格の目安がわかります。

価値を決める査定の5つのポイントを紹介します。

兜の立物の有無

兜には前方に立物(装飾)があり、その立物の内容によって兜の制作年代がわかります。

兜の中でも立物があるものは高値での買取が期待されるでしょう。

鍬形

兜の立物のなかでも特にポピュラーだったのが「鍬形」であり、その名前の通り古くから伝わる鍬をかたどった立物です。

また、鍬形の種類によっても兜の制作年代が推定できます。作られた時期により買取価格も大きく変わってくることが特徴です。

鉄鍬形

鎧の立物として鉄鍬形が用いられたのは、平安時代から鎌倉時代に制作されたものです。鉄鍬形が用いられた鎧の中でも特に有名なのが長野県の清水寺に所蔵されてある「雲龍文象嵌鉄鍬形」で、国の重要文化財に指定されている逸品です。

長鍬形

長鍬形はその名の通り、他の鍬形と比較すると細長く象られているのが特徴で、鎌倉時代の後期になると特に長鍬形を用いた鎧が多く製造されました。

長鍬形を用いた鎧の中でも特に代表的なものが、奈良県の春日大社に納められている「紅糸縅鎧」です。

木葉鍬形

数ある鍬形の中でも特徴的なのが木葉鍬形で、鍬形全体を木の葉に見立てていたのが特徴です。

木葉鍬形を用いた鎧は室町時代の後期に多く作られたので、木葉鍬形が立物としてあしらわれた鎧は年代物だということがわかります。

時代背景と流派の違い

その他に甲冑や鎧兜の価値を決める要素としては、「時代背景」「流派の違い」が挙げられます。

基本的に甲冑や鎧兜が制作された年代が古ければ古いほど高値での買取が期待されるのですが、高値で買取される室町時代の品は数が少ないという特徴があります。

しかし、レプリカと比較するのであれば江戸時代に制作されたものであっても高値での買取が期待されます。

レプリカでない甲冑や鎧兜が自宅から見つかったのであれば、まずは査定に出してみることをおすすめします。

甲冑師の認知度

甲冑が盛んに制作されていた頃は、甲冑の制作で生計を立てていた甲冑師という仕事があったわけですが、人気の甲冑師が手掛けた甲冑は高値での買取が期待されます。

ここでは特に高額査定が期待できる甲冑師についてチェックしていきましょう。

明珍派

日本でも特に著名な甲冑師として有名なのが明珍宗介です。宗介は家伝書を用意することにより、後進の育成に力を入れました。

宗介は独立した弟子に明珍を名乗ることを認めたことにより、甲冑において自分の流派を権威付けることに成功したのです。

春田派

奈良を拠点としていた春田派はもともと高い鍛造技術を有していた集団で、甲冑の製造に注力していた岩井派に部品を提供していました。

その後部品の提供から兜鉢を制作するようになり、その際に銘を切り込むことにより、春田派の名が広まるようになりました。

岩井派

春田派と同様に奈良に拠点を構えていたのが岩井派で、徳川家康の当世具足を手掛けたことでも知られています。

家康の当世具足の制作を行ったことにより、岩井派は甲冑制作の名門としてその名をさらに広めることとなり、江戸時代には隆盛を極めることになります。

甲冑の状態

甲冑が評価されるポイントはそれ以外にもあり、たとえば甲冑の状態も重要なポイントです。

これは甲冑に限ったことではありませんが、著名な物品であったとしても、汚れが著しければ残念ながら減額対象になってしまうのは避けられないでしょう。

お手持ちの甲冑を少しでも高く査定してもらいたいのであれば、柔らかい布でこするなどの簡単なメンテナンスを行うといいでしょう。

逆に過剰なメンテナンスを行い、甲冑の価値を損ねないように注意してください。

付属品の有無

これもやはり甲冑に限ったことではないのですが、付属品があれば査定額を上乗せできる可能性があります。

甲冑の付属品と言うと、箱や甲冑について細かく記載された書物が付いてくる可能性があります。

基本的な査定額は甲冑の状態によって決まるのですが、付属品をセットにすることができれば「完品」として取引することができるので、コレクターからの需要がアップするでしょう。

甲冑を査定に出す前には付属品が無いかよく探してみてください。

甲冑を高額で買い取ってもらうには

自宅で眠っている不要な甲冑とはいえ、買い取ってもらうのであれば少しでも高値で買取してもらいたいものです。ここでは甲冑などを少しでも高く買取してもらうためのポイントをいくつか紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

付属品を揃える

これについては先程も触れましたが、甲冑に付属品があるならぜひそれもセットにして査定に出してください。

甲冑の付属品と言えば箱や甲冑について詳細に書き記された書物などがありますが、付属品のない状態と比べると確実に高値で取引してもらえるでしょう。

また、付属品がなくても甲冑そのものの価値で査定をしてもらえるので、買取不可になることはまずありません。

刀剣や武具などをセットにする

付属品に加えてセットで査定に出したいのが刀剣や武具です。

刀剣は無かったとしても買取額が大きく減額されることはありませんが、武具が揃っていないと減額対象になってしまう可能性があります。

甲冑は全ての武具が揃ってワンセットとみなされているので、少しでも欠品が生じてしまうと、査定額が大幅に下がってしまうかもしれません。

良好な保存状態を維持する

基本的に甲冑は鎧櫃の中にいれて保管するわけですが、保管状態が悪いと甲冑が劣化してしまうので気をつけなければいけません。

甲冑の素材は鉄と革なのですが、湿度が高すぎれば鉄が錆びてしまいますし、逆に湿度が低すぎれば革がひび割れてしまいます。

定期的に鎧櫃を開けて甲冑の状態に問題がないかを確認しておくべきでしょう。

買取専門店で売却する

甲冑を売却する場合、オークションに出品するという方法もありますすが、古物商、美術館も買取に応じてくれます。

甲冑を売却するのであれば、ぜひ買取専門店で売却してください。

買取専門店には甲冑に関する知識に精通しているスタッフが多数在籍しているので、適切な査定が受けられます。

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骨董品バイヤー
安彦 秀紀

鑑定士として約6年。月約50~70件の出張買取を担当。 まだ業界でも数少ない「骨董品」の買取を得意とする、全店舗の買取部の責任者。
趣味も「美術館巡り」と、プライベートでも鑑定士としての目を養い、古美術品の深みにはまっております。

現在は出張買取だけでなく、骨董品についての勉強会を定期的に実施し、スタッフの骨董品の鑑定力のレベルアップに向けて邁進中。
また骨董品のオークションの振り師の経験もあり古美術業界にも精通しております。
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