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更新日
2021.08.16.

一分銀の買取相場、天保や安政など種類別の価値を解説

江戸時代の銀貨である「一分銀」。もし自宅にある場合は、買取に出すことで高額査定がつくことがあります。

ここでは自宅から出てきた一分銀を買取査定に出そうと考えている人のために、特に高値で取引される一分銀や、一緒に査定に出すと評価がアップする古銭を紹介します。

一分銀の買取相場

ここでは主要な一分銀の買取相場を項目別にして表で紹介していきます。

自宅で大事にコレクションされていた一分銀が一体いくらで買取してもらえるのか気になる方は、以下の買取表を参考にしてください。

▼一分銀の買取相場表

種類 買取相場
天保一分銀 7,000~8,000円(美品)
20,000~100,000(逆打)
庄内一分銀 20,000~30,000円(美品)
安政一分銀 5,000~50,000円
明治一分銀 40,000~80,000円

天保一分銀

天保8年から安政5年の期間で鋳造されたのが「天和一分銀」で、「保字一分銀」という名前でも流通しています。

貨幣の裏側に「保」という文字が掘られているため、「天和一分銀」であることを見分けることはそこまで難しくありません。

天保一分銀の買取価格は美品であれば7,000~8,000円程度であり、さらに希少価値が高い逆打の状態であると20,000~100,000円程度の高値で取引されることがあるようです。

庄内一分銀

「天保一分銀」と言ってもさまざまな種類のものがあり、「庄内一分銀」もその中の一つです。

庄内一分銀という名前の通り、山形県の酒田や鶴岡などの庄内地方で鋳造されたものであり、「庄」の字が刻まれています。

庄内一分銀を鋳造したのは庄内藩でしたが、当時は別の地域から悪貨が流入してきたことにより、「庄」の字を刻み、その価値を保証したのです。

数ある一分銀の中でも特に高く取引されているものであり、美品であれば買取価格は20,000~30,000円に達することもあります。

安政一分銀

「天保一分銀」の次に登場した一部銀が「安政一分銀」で、一分銀の中では最も身近な存在として扱われたものでした。

安政一分銀の買取価格の特徴としては、かなりの幅が出ることが挙げられます。

良質のものであれば50,000円程度での買取が望めますが、程度の悪いものだと、買取価格は5,000円程度まで抑えられてしまいます。

ただ、安政一分銀の中には「手変わり」という希少価値が高いものもあるので、まずは買取専門店へ査定を依頼してみましょう。

明治一分銀

明治元年から鋳造が始まったのが「明治一分銀」であり、鋳造は明治2年に終了したため、流通数はそこまで多くありません。

明治一分銀の特徴としては、非常に種類が多いことが挙げられ、それぞれ買取価格に差が出ることが特徴です。

「明治手一分銀」であれば40,000円程度での買取となりますが、これが「跳分跳銀」という種類だと、倍の80,000円程度まで査定額が上がります。

一分銀に詳しくない人が種類を断定することは難しいので、まずは買取専門店へ査定を申し込んでみましょう。

一分銀の買取相場アップ?一緒に売りたい古銭

一分銀を見つけたときに別の種類の古銭が見つかった場合、合わせて売ることで買取価格が上がることがあります。

ここでは、一分銀とセットで査定に出すことによって査定額のアップが見込まれる古銭をいくつか紹介します。

一朱銀

江戸時代の後期に生まれたのが「一朱銀」です。

一分銀や一朱銀などが流通する前は、貨幣の重量によって価値が決まりまるものが流通していましたが、一分銀の登場以降、額面で価値が決まるようになりました。一朱銀の中にも様々な種類のものがあります。

文政南鐐一朱銀

「文政南鐐一朱銀」は、文政12年に発行された一朱銀の一つであり、「南鐐」とは「優れた銀」という意味があります。

状態が良いものであれば2,000円程度で取引される一朱銀ですが、「逆打」という現在で言うエラー通貨のようなものは希少価値が高くなります。

逆打の文政南鐐一朱銀は、100,000円程度で取引されることもあるようです。

嘉永一朱銀

嘉永7年に登場したのが「嘉永一朱銀」であり、「安政一朱銀」と呼ばれることもあります。

ちなみに、この頃は外敵に備えて現在のお台場で大規模な工事が行われていたのですが、工員の日当が一朱に相当する250文だったため、「お台場銀」という呼び名が付きました。

嘉永一朱銀は残念ながら買取価格は低く抑えられ、状態の良いものでも1,000円程度にしかなりません。

明治一朱銀

明治元年から発行がスタートしたのが「明治一朱銀」であり、貨幣司一朱銀とも呼ばれています。

また、一朱銀には「常是」という文字が彫られているのですが、「常」の文字の上の部分にある縦棒3本が「川」の字に見えるため、「川常一朱銀」という呼び方もあります。

明治一朱銀は書体の組み合わせが多いため、査定額にバラツキがありますが、一般的なものであれば状態が良い場合、1,000円程度の金額がつきます。

二朱銀

二朱銀は一朱銀と同様で、額面で価値が決まる「計数貨幣」の1つであり、江戸時代後期に流通しました。

二朱銀は8枚集めると小判1枚と同じ価値を持つため、初期の二朱銀には「以南鐐八片換小判一両」という文字が記されています。

安政二朱銀

二朱銀の中でも特に高く評価されているのが「安政二朱銀」です。

その名の通り安政時代に登場した二朱銀なのですが、安政6年だけに鋳造されたため、希少価値が非常に高いとされています。

買取価格は状態が良いものであれば200,000円ほどに達することもあるので、自宅に不要な安政二朱銀があるなら、一度査定に出してみてください。

古南鐐二朱銀

古南鐐二朱銀は初期の二朱銀なのですが、この通貨が鋳造されたのには複雑な歴史的背景があります。

当時は西では丁銀をはじめとする秤量貨幣が採用されていましたが、東では小判などの計数貨幣が用いられていたため、貨幣を統一する必要があり、二朱銀が登場しました。

古南鐐二朱銀の買取価格は25,000円前後ですが、逆打の状態であれば400,000円程度まで査定額が上がることもあります。

新南鐐二朱銀

新南鐐二朱銀は、古南鐐二朱銀と比較して両目を少なくして鋳造されました。

額面としては同じ二朱銀なのですが、両目が下げられていて、流通数も多いため買取価値は古南鐐二朱銀と比較して下がってしまいます。

美品であったとしても買取価格は10,000円程度ですが、逆打の状態であると400,000円近くまで跳ね上がることがあります。

一分銀の偽物の見分け方

一分銀にも本物と偽物がありますが、それを見分ける基準は意外とシンプルです。

一分銀はその名の通り銀でできているわけですが、偽物は製造コストを下げるために、銅やニッケルなどの金属で製造されています。

銅やニッケルの特徴として、銀よりも軽いことが挙げられ、本物の一分銀よりも軽いものであれば偽物である可能性は高くなります。

ただ、一分銀に関する知識がない方が重さだけで真贋を判断することは難しいので、買取業者への依頼をするのが賢明でしょう。

一分銀を高値で買い取ってもらうコツ

非常に貴重な一分銀ですから、少しでも高く買い取ってもらいたいと感じるのは当然のことでしょう。

ここでは一分銀を買取査定に出すときに、少しでも査定額をアップさせるコツを紹介していきます。

保存状態に気を付ける

これは一分銀に限ったことではありませんが、何かを買取査定に出すときに注意しなければいけないのは、保存状態です。

高く評価されるような種類の一分銀であったとしても、保存状態が悪ければ、残念ながら評価は下がってしまいます。

一分銀をはじめとする古銭を保存するのであれば、専用のコインファイルなどを活用すると紫外線による劣化などを防いでくれます。

「手変わり」の一分銀を売る

現在発行されている貨幣は基本的に額面と発行時期が同じであればデザインが異なることはありませんが、一分銀は製造の都合で文字などに異なる部分が出てきます。

そのようなデザインの違いのことを「手変わり」と呼び、通常のものと比べると希少価値が高くなるため、買取価格もアップします。

ケースや鑑定書をセットにする

自宅から一分銀が見つかったときに、合わせて専用のケースや鑑定書などが見つかる場合があります。

そのケースや鑑定書をセットにして見積もりに出すことによって、高く評価してもらえる可能性が上がります。

買取査定を依頼する時は、付属品をセットにすることをおすすめします。

買取専門店に持ち込む

一分銀を買取査定に出す場合は、買取実績が豊富な買取専門店へ依頼してみてはいかがでしょうか。

買取実績が豊富な買取専門店なら、商品知識が豊富なスタッフが対応してくれるため、安心して大切な品々を査定に出せます。

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骨董品バイヤー
安彦 秀紀

鑑定士として約6年。月約50~70件の出張買取を担当。 まだ業界でも数少ない「骨董品」の買取を得意とする、全店舗の買取部の責任者。
趣味も「美術館巡り」と、プライベートでも鑑定士としての目を養い、古美術品の深みにはまっております。

現在は出張買取だけでなく、骨董品についての勉強会を定期的に実施し、スタッフの骨董品の鑑定力のレベルアップに向けて邁進中。
また骨董品のオークションの振り師の経験もあり古美術業界にも精通しております。
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