自宅で不要になったアルミ製品をなんとか処分したい。そんなときは買取査定に出してみるのがおすすめです。
一般家庭ではアルミ缶やアルミホイールなどのゴミが出ることがありますが、そのまま自治体の回収に出してしまうと損してしまう場合があります。
この記事ではアルミ製品の買取相場や、高値査定のコツを紹介します。
アルミの買取相場・価格一覧表
ここではアルミ製品の平均的な買取相場について紹介していきます。
自宅に不要になったアルミ製品があり、処分に困っているという方は、ぜひ査定を依頼してみましょう。
査定額はあくまで参考ですが、状態によっては高値で取引される可能性もあります。
▼アルミの買取相場・価格一覧表
買取品目 | 買取相場 |
---|---|
アルミ缶(プレス済み・1kg) | 160~180円 |
アルミホイール(1kg) | 200~240円 |
アルミサッシ(1kg) | 190~230円 |
アルミガラ(1kg) | 160~190円 |
アルミダライ(1kg) | 140~160円 |
1kgあたりの買取相場を見てみると、そこまで品目別で差が開いていませんが、持ち込む金属が多くなれば多くなるほど最終的な買取価格に開きが出てきます。
買取対象となりやすいアルミの種類
ここではアルミの中でも特に買取の対象となりやすい種類について解説します。
アルミと一言で言っても、さまざまな種類があり、買取価格はそれぞれ異なります。
アルミ缶
アルミ製品の中でも多くの人にとって特に身近な存在なのがアルミ缶ではないでしょうか。
缶飲料を買うと、アルミ、もしくはスチールの空き缶がゴミとして出るわけですが、そのゴミも立派な資源になります。
スチール缶と比べるとアルミ缶は軽量で、また、アルミは資材としての価値が高く、無料の回収ステーションが設けられていることがあります。
アルミホイール
自動車のタイヤをはめる内側の金属を「ホイール」と呼びますが、ホイールの素材の中にはアルミのものもあり、アルミホイールは高値での買取が期待できます。
買取に出す際にはタイヤの状態で持っていくと、タイヤの処分費用が発生してしまう点に注意しなければいけません。
少々手間がかかっても、自分でタイヤを処分してから持ち込みましょう。
アルミサッシ
アルミサッシは「ビスのないアルミサッシ」と、「ビスが付いているアルミサッシ」に分かれます。
基本的にアルミ以外の不純物が混ざっている場合は、買取価格が下がってしまいます。
ビスが付いているアルミサッシを査定に出そうとする前に、可能であれば自分でビスを外して「ビスのないアルミサッシ」にしましょう。
アルミ合金
アルミにマンガンや銅などの金属を混ぜ合わせ、硬度を高めたものを「アルミ合金」と呼びます。
アルミはネジなどの不純物が含まれていると買取査定額が下がってしまいますが、アルミ合金の場合、マンガンや鉄は最初から混ざっているので、不純物としてみなされません。
それはアルミ合金そのものに価値が見いだされているからです。ネジなどが含まれている場合は買取価格が下がります。
アルミガラ
アルミ製のフライパンや鍋から柄を取ったものをアルミガラと呼び、それらも買取の対象となります。
フライパンに柄がついたままの状態だと買取査定額が落ちてしまうので、あらかじめ外さなければいけません。
アルミの鍋やフライパンを購入するときに、柄や取手を簡単に外せるようなものを選べば簡単に処分できます。
アルミダライ
アルミ製品を細かく削ったときに生まれる破片のことを「アルミダライ」と呼びます。
一般の家庭ではなじみがないかもしれませんが、アルミを旋盤加工をするときに発生します。
アルミダライは1つ1つが非常に細かいため、アルミ以外の金属が混入していた場合、それを取り除く作業に時間がかかってしまうので注意してください。
アルミ買取時の査定ポイント
不用品とはいえ、アルミは立派な資源であり、ポイントをおさえて査定に出せば高値での買取が期待できます。
ここではアルミ製品を買取に出すときに、高額査定を実現するためのポイントをいくつか紹介します。
不純物が混ざっていないかどうか
アルミを査定に出すときに一番気をつけなければいけないのは、不純物が混ざっていないかどうかです。
もし不純物が混ざっていた場合、それらを取り除く作業が発生してしまい手間がかかるため、査定額の減額は必至でしょう。
特に気をつけなければいけないのが、釘やビスなどです。アルミ製品を査定に出すなら、それらの不純物はあらかじめ取り除きましょう。
アルミの種類ごとに分別されているかどうか
アルミにはさまざまな種類があり、その形状によって買取査定額は異なります。
アルミだからといって全て一緒に買取査定に出してしまうと、選り分ける作業が発生するので手間がかかってしまいます。
アルミを査定に出す前には、アルミくずの形状をあらかじめ確認し、自分で分別を行ったほうが査定額はアップするでしょう。
量がまとまっているかどうか
アルミなどの金属は運搬の際にコストが発生するわけですが、少しだけアルミを査定に出すよりも、一度に多くのアルミを査定に出したほうがコストを圧縮できます。
アルミを査定に出すのであれば、自宅で不要になったアルミ製品がないか隅々まで探し、一度に全てを査定に出してください。
小分けに査定に出すより最終的に手元に残るお金が多くなります。
バラではなくブロック状にする
アルミ缶はバラの状態で出すよりも、ブロック状にして査定に出したほうが高値での買取が期待できます。
バラの状態で持ち込んだ場合、その後プレスしてブロック状にする工程があるため、あらかじめブロック状にしたほうが手間が省ける、というわけです。
アルミ缶をブロック状にするためには、専用の機械を使う方法があります。
機械と言っても扱いが難しいわけではなく、投入口にアルミ缶を入れ、スイッチを押すだけ。これでブロック状にできます。
アルミの種類ごとの高額査定のポイントをつかむ
アルミ製品は種類によって高額査定のポイントが異なります。ここでは高値で買い取ってもらうための、製品ごとのポイントについて紹介していきます。
アルミ缶
アルミ缶を買取に出すのであれば、スチール缶と分けて持ち込みましょう。スチール缶が混ざっていると、分別の手間が生じるため減額対象となります。
アルミホイール
アルミホイールは重量があるため高値での買取が期待できますが、タイヤを付けたまま買取に出すのは控えてください。
ゴムタイヤには処分費用がかかるので、処分費用分アルミの代金から減額されてしまうからです。
アルミサッシ
アルミサッシも買取対象になりますが、アルミ以外のものが含まれていると高額査定には繋がりません。
特にビスに付いている鋼や、サッシの表面に付着しているゴミは必ず外しておきましょう。
きれいな状態なら高値での査定も期待できます。
アルミ合金
アルミ合金を買取査定に出す場合、アルミ合金に付着しているアルミ以外の金属や、鉄製のビスを取り除いておきましょう。
少々手間がかかる作業ではありますが、するとしないとでは査定額にそれなりの開きが生じます。
アルミガラ
アルミ製の鍋、フライパンのアルミ部分が「アルミガラ」となるわけですが、鍋やフライパンに使われている柄の部分は取り外してください。
柄の部分を含まれたまま持ち込むと、査定額が下がるだけでなく、買取を断られるケースもあります。
アルミダライ
アルミダライは非常に細かいクズのため、アルミ以外の金属が含まれているなら減額となります。
分別するのは難しいので、クズが出る時に他の金属と混ざらないよう注意しましょう。
アルミを売却するなら買取専門店へ
不要になったとは言え、できるだけアルミを高く買い取ってもらいたいのであれば、買取専門店への持ち込みをおすすめします。
アルミの買取に対応しているお店は数多くありますが、さまざまな不用品の買取に対応している買取専門店であれば、同時に不用品を処分できます。
アルミを少しでも高く買取してもらうのであれば、買取相場が重要です。
その日によって買取相場は変動するため、まずは買取専門店へ査定を依頼してみてましょう。