「ロレックスの時計」は、一定のステータスとして認められているほど、価値が高い品です。
この記事では、ロレックスの種類別の中古買取価格相場や、高く売れる時計のポイントを紹介しています。自宅の引き出しに眠っている時計がいくらくらいの価値があるのか、チェックしてみてください。
ロレックス(ROLEX)の買取相場一覧表
まずは、ロレックスの主なモデルについて、買取相場の一覧表を紹介します。
モデル名 | 買取相場 | 画像 |
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サブマリーナー | 70~250万円前後
ボリュームゾーンは100万円台 |
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デイトナ | 200~500万円前後
中には1,000万円超の価格がつくものも |
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エクスプローラー | 60~120万円前後 | |
デイトジャスト | 50~200万円前後
ボリュームゾーンは100万円以内 |
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オイスターパーペチュアル | 30~60万円前後
中には100万円程度のものも |
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GMTマスター | 100~300万円前後
Ⅱの方が高値が付きやすい傾向 |
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エアキング | 30~70万円前後 | |
ヨットマスター | 50~300万円前後
~150万円程度がボリュームゾーン |
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デイデイト | 100~500万円前後 |
ロレックスはどのモデルであっても、数十万円~数百万円と高額での買取が期待できます。
一方で、同じモデルであっても、品番による価格差が非常に大きくなっています。
上記の中でもっとも高額が期待できるモデルは、「デイトナ 116506A アイスブルー」です。こちらは、中古市場でも価格が高騰しているモデルのため、1000万円前後の値段が期待できます。
主なモデル別・買取相場
ロレックスは、中古市場においても常に一定の需要が見込まれるため、モデルや年式にかかわらず買取相場が高い傾向にあります。
とはいえ、具体的な査定価格はモデルや品番によって変わります。ここでは、人気のモデルの買取相場をピックアップして紹介します。
サブマリーナー
<サブマリーナー 16610>
サブマリーナ―は、ロレックスのダイバーズウォッチです。高い防水性能はもちろん、暗闇の中でも時間を確認しやすく、耐衝撃性に優れるといった特長を持っています。
人気の品番は、16613、5513、116610、16610などです。それぞれの買取相場は下記の通りです。
16613 | 100~150万円前後 |
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5513 | 100万円前後 |
116610 | 100~170万円前後 LNよりもLVの方が高額な傾向 |
16610 | 100~150万円前後 LVが高額 |
エクスプローラー
<エクスプローラー 14270>
エクスプローラーは、険しい山に入る登山家や冒険家のために開発された時計です。実際に、エクスプローラーをつけてエベレストに登頂した登山家もいます。もちろん、今では冒険家だけでなく、ビジネスの現場でも愛されている時計です。
人気が高いモデルには、214270、114270、14270などがあります。買取相場は下記の通りです。
214270 | 100万円前後 |
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114270 | 60~70万円前後 |
14270 | 60~120万円前後 |
デイトジャスト
<デイトジャスト 16233>
デイトジャストは、人気モデルの多いロレックスの中でも、超定番のロングセラーモデルです。防水性に優れた自動巻きのデイトジャストは、ロレックスらしさを存分に備えた人気の一品だといえるでしょう。一方で、ロングセラーであるからこその豊富なバリエーションも魅力です。
定番モデルの買取相場を紹介します。
126334 | 100~120万円前後 |
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116234 | 50~70万円前後 |
16233 | 50~70万円前後 |
オイスターパーペチュアル
<オイスターパーペチュアル>
オイスターパーペチュアルは、デイトジャストと似た特徴を持ったロレックスのモデルです。デイトジャストの廉価版という位置づけですが、サイズがやや小さめなこと以外の違いはそれほどありません。
品番別の買取相場を一部紹介します。
126000 | 100万円前後 |
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69173 | 30万円前後 |
デイトナ
デイトナは、ロレックススポーツコレクションに登場したフラグシップモデルです。1963年に誕生し、当時のモータースポーツ人気と連動するようにデイトナも人気が上昇しました。
1990年代にロレックスが人気になった際にも、デイトナの人気が世界で再加熱しましました。中でもステンレスモデルは供給量も少ないことから、プレミア価格で取り引きされています。
デイトナは素材や文字盤のカラーによって査定が変わります。初期のモデルや生産終了モデル、レアなモデルであれば高額査定が期待できるでしょう。
116500 | ~380万円 |
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116520 | ~250万円 |
116503 | ~220万円 |
GMTマスター
<GMTマスター>
GMTマスターは、国際線が飛躍的に発展した1950年代、国際線パイロット向
けに開発されました。GMTマスターIIでは同時に3か国の時刻が表示可能となり、国際線パイロットだけでなく、異なるタイムゾーンを把握できる実用性が高いビジネスモデルとしても安定した人気を誇ります。
GMTマスターの中でも、近年高額で取り引きされているのが、2トーンベゼル。現行モデルだけでなく、生産終了している2トーンベゼルであれば購入価格以上の査定も期待できます。
116710LN | ~150万円 |
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126711CHNR | ~300万円 |
Ref.16710 赤/青ベゼル | ~150万円 |
エアキング
<エアキング>
エアキングは1940年代の後半に登場したモデル。デイトナのような知名度はありませんが、エアキングはロレックスの中でも一部の人から印象深いとされているモデルです。
ロレックスの中にはモデル名のほかに愛称であるペットネームが付けられているものがあります。エアキングは現行ロレックスの中でも、最も歴史あるペットネーム。「航空業界へのオマージュ」がエアキングのコンセプトです。
パイロットウォッチに必要な高い視認性と機能性を備えたエアキングは、長く愛され続けてきました。エアキングは生産終了したモデルでも流通している数が豊富。そのため市場で取り引きされる価格帯は落ち着いています。
14000M | ~50万円 |
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116900 | ~120万円 |
114234 | ~60万円 |
ヨットマスター
<ヨットマスター>
ヨットマスターは、1992年にヨットオーナーが船上でくつろぐイメージで製造されました。そのため、ラグジュアリーなデザインも取り入れられています。
さらにヨットレースでのスタートに使えるカウントダウン機能付きのレガッタクロノグラフ機構を採用し、、ケースサイズを44mmに大きくした上位機種「ヨットマスターII」も登場しました。
機能性が高いだけでなく、ゴージャスなデザイン性があるダイバーズウォッチとして女性からも人気を集めています。
16622 | ~120万円 |
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116681 | ~300万円 |
116621 | ~200万円 |
デイデイト
<デイデイト>
デイデイトは、数あるロレックスの中でも最上位に位置するモデル。ラグジュアリーなイエローゴールドとエレガントなホワイトゴールドを組み合わせたデザインは成功者のイメージを具現化しています。
デイデイトの名前からわかるように日付の表示窓、12時の位置にはフルスペルの曜日表示を備えています。金とプラチナしか存在せず、プレステージモデルとして君臨し続けています。
18238 | ~250万円 |
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118235 | ~600万円 |
18239 | ~200万円 |
こんな場合も買取可能?ロレックスの状態別・買取可否の目安
ロレックスを持っているけれど、壊れていたり、傷があったりして買取ができないと諦めている人もいるかもしれません。しかし、ロレックスほど人気の時計なら、多少問題があっても買取は可能です。
パターン別に、買取できるかどうかを紹介します。
壊れていて動かない
壊れていて動かない場合でも、ロレックスならほとんどの時計が買取可能です。なぜなら、買い取った後修理して販売できるからです。
また、修理できないほど激しく壊れていた場合でも、部品を再利用できます。ロレックスは長年愛用しているユーザーも多いので、古い壊れた時計の部品にも需要があります。
ただし、修理代が高額すぎて利益が出ないと判断されたり、自分の店で修理ができない店だったりすると、買取を断られる可能性もあります。
ちなみに、自分で修理してから持ち込むとなると、修理代を先に払わなければいけません。必ず利益が出るとは限らないので、壊れたまま査定に出すのがおすすめです。
保証書や付属品がない
保証書や付属品がなかったとしても、時計自体に問題がなければ買取可能です。付属品がないことで買取を拒否される可能性は、ロレックスの場合、ほぼないでしょう。
ただし、付属品や保証書がついていれば、その分買取価格が高くなります。ものによっては、数万円の違いが出てしまうこともあるので、家の中を探してみましょう。
ギャランティ
ギャランティには、カードタイプとペーパータイプがあります。それぞれに「型番」「シリアルナンバー」、さらに「販売国」「個人情報」などが記載されています。
本体とギャランティに記載された情報、型番やシリアルナンバーが一致していないと無効です。カードタイプは、偽造を防止するためにブラックライトで照らすとコンピューター柄が浮き出ます。
手元にあるロレックスのギャランティを確認してみましょう。
箱(外箱・内箱)
ロレックスで使われている箱は、製品の年代やモデルによってさまざまです。基本的には、高価格帯のモデルほど大きくて豪華な箱が採用されています。さらに付属品も多くなるので、紛失しないように注意してください。
余りコマ
余りコマとは、時計のブレスレットの長さを調整するときに外したコマのことを言います。使わないと思いがちですが、ロレックスのような高級時計は、コマも高額です。
金やプラチナであれば、1コマで5~10万円することもあります。
オーバーホール証明書
オーバーホール証明書はメンテナンスの見積もりが記載された用紙です。ロレックスでは、社外品や改造品のメンテナンスを受け付けていません。
オーバーホール証明書があることで、本物であることを証明する材料として評価される場合があります。
国際サービス保証書
国際サービス証明書は、日本ロレックスでオーバーホールをしたときに発行されます。ギャランティのような信用はありませんが、オーバーホール証明書と同様に真贋の材料として評価されます。
そのほかにも、冊子や説明書、タグ、請求はがき、カードケース等が付属する場合があります。付属品の年代や種類によってはプレミアがつく場合があるので、買取を依頼するときには、本体と付属品とをまとめて持ち込むようにおすすめします。
キズや汚れがある
キズや汚れがあると、査定価格が下がってしまう可能性が高くなります。しかし、多少キズがあるからといって買取不可になることはありません。価格も、小さなキズが少しついている程度であれば、大幅に下げられることはほとんどありません。
とはいえ、査定価格に影響しますから、落とせる汚れなどはなるべく落としておきましょう。
クロスで拭くだけでも綺麗になりますし、スキマの汚れは専用ブラシや歯ブラシ、爪楊枝などで落とせます。ベルトとの接合部は細い綿棒を使えば効率良く汚れを除去できます。
年式が古い
年式が古い商品でも、ロレックスであれば高価買取してもらえる可能性があります。中には、アンティーク品として、購入時よりも価値が上がっている商品もあるため、査定依頼をしてみましょう。
2021年の今が売り時?ロレックスの買取価格推移
ロレックスの買取価格は、2020年1月~4月頃に一度下落しました。しかし、その後順調に回復しており、2021年4月現在も上昇傾向にあります。
売り手に有利な状態が続いていますから、ロレックスの売却を悩んでいる人はこの時期を逃さず、まずは査定を受けてみることをおすすめします。
今からできる!査定前のチェックポイント
ロレックスの査定を受けるときは、できるだけ高額になるように、3つのポイントを押さえておきましょう。
2.箱や保証書などの付属品はすべて持ち込む
3.自分で掃除できる簡単な汚れは落としておく
以上の3つを守れば、ロレックスをさらに高く査定してもらえる可能性が高くなります。ぜひ実践してください。
高価買取!モノ・ループのロレックス買取実績例
モノ・ループでは、常に相場の調査を行い、正確な鑑定眼でロレックスの価値をしっかり評価しています。実際のロレックスの買取例を3例紹介します。
ロレックス GMTマスター 16700
・97万円で買取
売却は未定だが、ひとまず査定を、というご依頼でした。他店の査定よりも高額だったということで、実際に売却いただく流れになりました。
ロレックス エクスプローラー 14270
・61万円で買取
長年ご利用いただいた後での売却でした。リセールバリューの高いメンズのスポーツモデルということで、ご納得いただける査定金額となりました。
ロレックス デイトジャスト 79173G
・35万円で買取
レディースの79173Gモデルです。人気の10Pダイヤ×チェリーグラデーションデザインにもかかわらず、他店では買取価格が低かったとのこと。査定にご満足いただき、買取いたしました。