携帯電話やスマートフォンの普及とともに使う機会が少なくなったテレホンカード。
以前はテレホンカードをもらったり、懸賞に応募して当たったりしたという人も多いでしょう。
使う機会がないテレホンカードも、実は隠されたお宝かもしれません。
価値が高いテレホンカードの値段を買取価格表にまとめました。
テレホンカード(テレカ)の買取相場一覧表
度数 | 販売価格 | 買取相場 | 買取率 |
---|---|---|---|
50度 | 500円 | 370円 | 0.74 |
100度 | 1000円 | 600円 | 0.60 |
105度 | 1050円 | 750円 | 0.71 |
300度 | 3000円 | 900円 | 0.30 |
320度 | 3200円 | 1000円 | 0.31 |
500度 | 5000円 | 1500円 | 0.30 |
540度 | 5400円 | 1600円 | 0.29 |
テレホンカードには、磁気式テレホンカードとICテレホンカードがあり、ICテレホンカードは2006年3月末にサービス終了しているため、現在使えるのは磁気式テレホンカードだけです。
テレホンカードの度数は一般的には50度数と105度数。
しかしテレホンカードの需要が高かった時代には300度や320度、500度、540度がありました。
不正使用などの原因によって現在でも使えるのは50度数と105度数だけです。
使用できなくなった未使用の高額テレホンカードは、交換センターを通じて50度数と105度数のカードに交換できます。
買取価格表ではおおよその買取価格を掲載しています。時期や商品の状態によっても買取価格は違うので、目安としてご利用ください。
買取率は買取相場÷販売価格で求めたものです。
自宅にテレホンカードがあるという人は度数を参考におおよその買取相場を確認してみましょう。
また使用できないテレホンカードであってもコレクターズ商品として価値がある場合や、使用できるテレカに反抗できる場合もあるので、買取専門店に問い合わせてみるようおすすめします。
買取相場が高いテレホンカード(テレカ)一覧
買取相場が高くなりやすいテレホンカードは以下のジャンルです。
アイドル・グラビア系テレカ
テレホンカードの中でも安定して人気があるのがアイドルの写真がプリントされたテレホンカードです。
現在も活躍しているような人気アイドルのテレホンカードや、希少性が高いテレホンカードはびっくりするような価格で取引されています。
例えばすでに引退している堀北真希のテレホンカードで、「ヤングジャンプ 抽選プレゼント」のものは2万円を超えています。
また今も女優として活躍し続ける仲間由紀恵のテレホンカードも安定した人気です。
「仲間由紀恵 週刊プレイボーイ」「仲間由紀恵 Pleasure」や「MOONLIGHT to DAYBREAK 直筆サイン入り」も高値がつくことも。
さらに一世を風靡したグラビアアイドル、井上和香やインリン・オブ・ジョイトイは今でも根強い人気で高く買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
アニメ系テレカ
アニメ系のテレカも一部が高値で取り引きされています。
代表的なのが、ガンダムシリーズやエヴァンゲリオンです。高値になる条件は発行枚数が少なくて絵柄に人気があること。
同じアニメの図柄でも、より人気があるキャラクターのもの、同じキャラクターのテレホンカードなら希少性が高いものに高値がつきやすくなります。
たとえば下記の二つは希少性も人気も高いキャラクターがデザインされているため、高値が期待できます。
- シンジ・アスカ 月刊ドラゴンマガジン プレゼント
- 緑と水の公園都市をめざして 三鷹市(綾波レイデザイン)
ただしテレホンカードは限定品や抽選プレゼントのものが高額になりやすい一方で、全員プレゼントのものは流通量も多いため、高値がつかないこともあります。
ゲーム系テレカ
ゲーム系のテレホンカードもコアな人気を誇ります。
名作と呼ばれて長く愛されているゲームの特典となったテレホンカードは現在も高値がつきやすいでしょう。
例えばときめきメモリアルの予約特典テレホンカードや、ゼルダの伝説のテレカ&ピンズセットは付属品込みで高値で取り引きされます。
また鳥山明デザインのクロノトリガーのようにイラストが人気で高値になるテレホンカードもあります。
電電公社が過去に発行したテレカ
電電公社(日本電信電話株式会社)は、NTTグループの前身となる特殊法人です。
電電公社の発行したテレホンカードは、1985年にNTTとして民営化される前に作られた貴重なテレホンカードとしてプレミアがついている可能性があります。
例)
- 134.日本経済新聞社……100,000円
- 121.熊日ウーマンカレッジ……80,000円
他にも94.クラブ山名や24.エメラルドホテルも高値買取対象です。
テレホンカード(テレカ)の買取相場が高くなる条件
テレホンカードは磁気式テレカとIC型テレカがあり、現在使えるのは磁気式テレカです。
ここでは磁気式テレカに限定して相場が高くなる条件をまとめました。
度数の違い
テレホンカードは度数によって販売価格が違います。
図書カードやクオカードと同様に度数が高いほうが、そのテレホンカードの価値も高くなります。
原則として、1度に対して10円の価値があるため、50度であれば500円の価値です。
そのため、買取査定でも度数が高いほうが高値になりやすいでしょう。
また、なかには特殊な度数のカードもあります。この場合は希少性の高さから、買取査定も高くなる傾向があります。
絵柄によるレアリティ
テレホンカードの絵柄というと動物や風景、広告などがイメージされるかもしれません。
しかし、テレホンカードはアイドルやアニメグッズ、懸賞プレゼントや特典として発行されたものなどたくさんの絵柄があります。
そのため希少なテレホンカードは自然と高額で取り引きされています。
またアイドルグッズとしてテレホンカードがメジャーだったこともあり、アイドルファンもテレホンカードを収集していることがあります。
買取が難しいテレホンカード(テレカ)の特徴
カードの状態によっては、度数が残っていても買取が難しい場合があります。次に当てはまる場合、買取不可となる可能性が高いため注意しましょう。
自宅にあるテレホンカードの状態をチェックしてみてください。
使いかけのテレカ
使いかけのテレホンカードも度数分の価値はありますが、ほとんどの業者では買取が困難です。
買取可能なテレホンカードは基本的に未使用品と考えたほうが良いでしょう。
キズやプリントの剥離がある
テレホンカードはプリントされているデザインや絵柄が重要です。
傷やプリントの剥離があるような場合には、買取されないこともあります。
金箔などの特殊加工が施されている
テレホンカードは金箔や銀箔のような特殊加工がされているものがあります。
はがれたり、引っ付いたりしやすいため買取できない場合があります。
また寄木細工の張り付けやホログラム、写真張り付けといったテレホンカードも公衆電話で読み取りにくいことから買取されない場合があるでしょう。
IC型テレカ
IC型のテレホンカードは新品でも使うことができません。IC型テレカは表に「IC」のロゴが入り、裏には有効期限が記載されています。
IC型テレカ2006年3月末にはサービスが終了しました。さらに2016年9月30日には、IC型から磁気式への交換サービスも終了しています。そのため現在は使用できず、買取もされません。
テレホンカード(テレカ)を買取専門店で売るメリット
テレホンカードは自宅にあっても使う機会がない人がほとんどでしょう。
捨てることもできずにそのまま保管し続けている人も多いはずです。
オークションやフリマアプリでもテレホンカードを売却することは可能ですが、需要自体が少なくなっているため、売れるかどうかはわかりません。
確実にテレホンカードを処分、買取してもらうためには買取専門店に依頼するようおすすめします。
オークションやフリマアプリの場合は、ある程度相場を調べて価格を設定しなければいけませんが、数が多いとそれも面倒です。
買取専門店であれば、たくさんのテレホンカードもまとめて査定することができます。
まとめて置いてあるテレホンカード、使う機会がないテレホンカードは捨てずに、買取専門店に依頼しましょう。
もしかすると自分でも知らないお宝が眠っているかもしれません。