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更新日
2022.04.26.

仏像の買取相場と高く売るポイントを解説

自宅で不要になった仏像があるものの、売るのはなんだか気が引けてしまう、そのような人も多いのではないでしょうか。仏像を売るのは罰当たりだと考える人は多くいますが、実は仏像を売ることは何も問題ありません。

仏像は骨董的な価値があるものもあるため、自宅で眠らせておくより、仏像を必要としている方の手に渡る方が望ましいとも考えられます。実際に、仏像の買取市場は存在します。

この記事では、仏像の大まかな買取相場や査定時のポイントを解説していきます。仏像を買取に出そうか迷っている人は、ぜひ読んでみてください。

仏像の買取相場一覧表

ここでは主要な仏像がどのような価格で取引されているかを紹介していきます。

以下の表に掲載されている仏像が自宅にあれば、買取査定の依頼を検討してみるのはいかがでしょうか。

▼主要な仏像の買取相場一覧表

種類 商品名 素材 買取相場
菩薩像 金製聖観世音菩薩 200~300万円
釈迦如来坐像 古銅釈迦如来坐像 青銅 15~20万円
観音菩薩立像 黄楊木彫り観音立像 1~3万円
観音菩薩立像 純金製観音菩薩立像 60〜80万円
羅漢香炉 本間 琢斎作 『斑紫銅 羅漢香炉』 ~8万円
不動明王像 不動明王像 三尊立像 1~3万円
大仏 松久宗琳 木彫り大仏 8~14万円
仏像 桃珊瑚 仏像 珊瑚 10~14万円
仏像 中国骨董 古銅仏像 30~50万円
仏像 明王坐像 30~150万円
仏像 磨崖仏 陶磁器 30~50万円
仏像 高村光雲木彫仏像 20~35万円
仏像 江里宗平木彫仏像 20~30万円
仏像 先崎栄伸銅製仏像 20~30万円
仏像 松本明慶木彫仏像 18~20万円

仏像の中でも特に金属製のものは高値での買取が期待できます。

特に金でできた仏像は、金の価値に加えて、仏像の作りに対する評価が買取査定額に反映されます。金の価値が高いときに査定に出せば、高値での買取が見込めるでしょう。

買取相場が違う?仏像の査定ポイント

仏像の買取相場の幅は非常に大きくなります。

木彫りの仏像なのか、純金でできているのか、それとも石仏なのか、特に素材によって仏像の価値が変わるからです。

もちろん、仏像の価値は素材だけでは決まらず、共箱の有無、仏像の製作者(仏師)などにもよって買取査定額が大きく変わります。

共箱の有無

仏像には共箱という箱があり、これがあると買取査定額のアップが期待できます。

なぜ共箱があると査定に好影響を与えるかと言うと、共箱は作者の印などが入っていることが多く、共箱があればそれだけでその仏像が本物であることを証明できるからです。

もちろん、共箱が無かったとしても買取自体は対応してくれますが、共箱がある状態よりも買取価格は下がってしまいます。

また、共箱は仏像が本物であることを証明できることに価値があるので、それ以外の箱をつけた場合も、やはり買取価格は下がってしまいます。

仏像の素材

仏像はどのような素材でできているかで買取価格が大きく異なります。

の4つをそれぞれ解説していきます。

金属

金属仏像

仏像の中で高値での買取が期待されるのが金属製のものであり、特に金でできている仏像は単純に金の価値を評価されて高値がつきます。

日本で金属製の仏像と言うと、青銅の上に金メッキを施したものが一般的であり、奈良の大仏も青銅でできています。

奈良時代から漆で仏像が作られるようになりましたが、その工法のルーツは中国にあります。

金属製の仏像とは異なり、柔らかな印象を生み出すことができるのが漆の特徴ではありますが、金の仏像と比べると買取価格は低くなります。

木彫り

木彫り仏像

日本の仏像の中でもそのほとんどを締めているのが木彫りです。木彫りの仏像には複数の素材を組み合わせる「寄木造り」と、1本の木材から削って制作する「一木造り」があります。

一木造りの仏像は寄木造りのものと比べると古いものが多く、高値での査定が期待されます。

石仏

石仏

仏像の中には石でできたものがありますが、岩山に直接掘られたものは磨崖仏と呼ばれます。その姿を目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

石仏の大半は江戸時代に制作したものです。ただ制作年代が古い仏像の中では、査定額は抑えめになります。

塑像(そぞう)

塑像

塑像は粘土で作る仏像です。自由に形成しやすいため他の素材と比較して手間がかかりにくく、焼成もおこないません。

心木に藁縄等を巻きつけて、粒子が荒い土から細かい仕上げ土へと盛り上げて造形する方法と、荒く彫刻した心木に土をつける方法があります。

奈良時代には多くの塑像が作られたものの、乾燥させただけなのでもろく、多湿な日本には不向きであることから平安時代から徐々に衰えました。

仏師の認知度

仏像の価値は素材によって大きく異なりますが、もちろんそれだけで決まるわけではありません。

誰が手掛けた仏像なのかというのも、査定の上で大切なポイントとなります。

ここでは有名な仏師について紹介していきます。

高村光雲

高村光雲1

高村光雲は仏師であった高村東雲に師事した彫刻家で、技術を認められて後に高村姓を名乗るようになりました。

自身の技術を磨く一方で、後進の育成にも力を入れて、明治22年からは東京美術学校の教員となり、彫刻に関する指導を行いました。

関野聖雲

関野聖雲

彫刻界の巨匠である高村光雲の弟子となったのが関野聖雲であり、光雲同様に彫刻家であり教育者でもありました。

彫刻家の中でも特に道具に対するこだわりは並々ならぬものがあり、1つの仕事に1つの道具を新たに作ったという逸話が残っています。

松久宗琳

松久宗琳

仏師の中でも昭和から平成の時代にかけて活躍したのが松久宗琳です。

松久宗琳は12歳という若さで仏像彫刻の門を叩き、延暦寺東塔の五智如来像などを手掛けました。

また宗教芸術院を創設し、仏像制作を普及させたことでも知られています。

横江嘉純

もともとは画家を目指していた横江嘉純でしたが、自分には才能がないことを悟り、彫刻家へ転向しました。

横江嘉純の作品の特徴は、人物の表情や動きが豊かに表現されていることであり、塑像という特殊な技法が用いられています。

松本明慶

松本明慶

京都府に在住している松本明慶氏の仏像も高値での査定が期待できます。

同氏の作品は無駄を一切省いた洗練されたバランスが特徴であり、台座が無くても自立するのが特徴です。

写実的な仏像制作の技術は現代でも屈指と名高く、展示会場には多くの方が足を運びます。

平櫛田中

平櫛田中

平櫛田中は、高村光雲や荻原碌山と並び称される近代日本の代表的な彫刻家です。出身地である岡山県井原市、晩年を過ごした東京都小平市には、平櫛田中を題材とする美術館があります。

平櫛田中は写実的な作風が特徴で、107歳で逝去するまでに在世する作家としては初めてとなる東京国立近代美術館での個展開催や文化勲章受章、平櫛田中賞の創設と精力的に活動しました。

薮内佐斗司

薮内佐斗司

薮内佐斗司は、東京芸術大学美術学部彫刻科を卒業後、仏像等の古美術の古典技法とその修復技術の研究を経て彫刻家として活動を開始しました。

檜・漆・顔料といった素材を使った独自の制作技法を開発して、代表的なキャラクターとして、命を象徴する「童子」が使われています。

薮内佐斗司は平城遷都1300年記念事業のマスコットである「せんとくん」を制作したことでも知名度が高まりました。パフォーマンス集団のプロデュース等幅広い活動をおこなっています。

北村西望

北村西望

北村西望は、昭和を代表する長崎出身の彫刻家です。長崎平和公園に設置されている「長崎平和祈念像」や、国会議事堂内に設置されている「板垣退助翁」が代表作として有名です。

戦後、平和や、宗教、自由をモチーフとした作品を手掛け、多くの平和記念像を残しました。文化勲章・紺綬褒章を受章しており、文化功労者にも選ばれています。

作成された年代

仏像は制作された年代が古ければ古いほど高値がつく傾向にあります。

ただ、制作された年代が古いと保存状態に難があるケースも多いです。あまりにも仏像の状態が悪ければ、残念ながら減額の対象となってしまうでしょう。

仏像を劣化させないためには、日頃からの保存やメンテナンスが重要です。

共箱があればそこに入れて保管をしましょう。虫干しをするのであれば、直射日光を避けた涼しい日陰で置くことにより、劣化を避けられます。

産地

仏像の買取価格を左右する要因についていくつか紹介してきましたが、産地によっても買取価格が変わってきます。

仏像の産地は主に日本と中国ですが、同質のものでも買取価格に差が出ます。

国産

日本では、基本的に注文を受けてから制作を始めるため、流通量が少ないです。

そのため他国で製造された仏像と比較すると、高値で買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。

ただし、中には商業的に大量生産されるものがあるため、そのような仏像の査定額は高くありません。

中国産

中国から日本に輸入される仏像は、機械を用いて大量生産されているため、仏像としての価値はそこまで高くありません。

中国では仏像は安価で販売されているため、制作コストの削減に務めなければいけない事情があります。大量生産によって生み出された仏像には価値がつきにくいのが現状です。

仏像を高額査定してもらうためのポイント

ここでは仏像を査定に出すときに意識したいポイントを紹介します。

ちょっとしたポイントを押さえておくだけでも査定額が変わる可能性があります。

付属品をセットにして査定に出す

これは仏像を査定に出すときに限ったことではありませんが、少しでも高く査定してもらいたいのであれば、付属品をセットで査定に出してください。

仏像の中でも付属品と言うと、台座、箱、保証書などが該当します。特に保証書は仏像がどのようなものなのかを証明するためのものであり、あれば高値での査定が期待できます。

鑑定書も忘れずに

仏像を売るときには付属品以外に「鑑定書」があると査定アップが期待できます。

鑑定書はその仏像がどのような品物かを第三者が証明する書類であるため、鑑定書があれば査定をする側も安心して金額をつけられます。

鑑定書が無ければ買取してもらえない、というわけではありませんが、もし鑑定書が保存してあるならセットで査定に出しましょう。

適切な状態で保管する

商品を買取に出すのであれば、状態がいいほうが高値が付くのは言うまでもありません。そのため、仏像をどのように保管しておくかが高値買取の鍵となります。

仏像を保存するのであれば、かならず直射日光を避けてください。仏像を納める木箱などがあればそこに入れて保管しておきましょう。

簡易的なメンテナンスを行う

仏像の状態を劣化させないためには、適切な保管と同様にメンテナンスも大切です。

仏像をメンテナンスする際は、決して水拭きはせず、柔らかい布で軽く擦る程度にとどめましょう。

細かい部分もあるので、力を入れるのは控え、綿棒やブロワーなどを使って汚れや埃を取るようにすると、安全にお手入れができます。

複数の仏像をセットにして売る

仏像を売却するときには、単品よりも複数の作品をまとめて売却したほうが査定が上がりやすくなります。

仏像にはさまざまな様式や種類があるため、どれが価値が高いものかわかりにくいこともあります。不明な場合はまとめて買取に持ち込みましょう。

仏像の種類は、主に以下の4つのタイプに分かれます。それぞれ確認してください。

如来

如来は、仏像の中で最も序列が高く、螺髪(らほつ)と呼ばれる頭部が特徴的です。

如来は全体が金色で装飾品をつけていません。代表的な仏像としては、薬師如来や阿弥陀如来、大日如来があります。

菩薩

菩薩は如来の次に序列が高く、33種の姿に変わるといわれています。

菩薩は装飾品が多いのが特徴です。女性の姿で表されることが多く、観音菩薩や弥勒菩薩、地蔵菩薩等が知られています。

明王

明王は、大日如来の名を受けて、民衆に仏教を進行させる役目を持っています。

不動明王や降三世明王、軍荼利明王が代表的。

怒りの表情や激しく逆立った髪の毛、武器を持っているのが特徴です。

天部

天部は、釈迦の家来がモデルです。天部の役割は、他の仏を守ること。

そのため、甲冑を身につける等さまざまな姿で表現されています。

有名なのは、帝釈天や弁才天、毘沙門天等です。

専門知識が豊かな買取専門店へ依頼

少しでも高値で買取してもらいたいのであれば、仏像そのものの状態を気にかける方が多いのですが、どこに査定してもらうかも重要です。

仏像を高値で査定してもらいたいのであれば、専門知識を有したスタッフが在籍している買取専門店へ依頼しましょう。

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骨董品バイヤー
安彦 秀紀

鑑定士として約6年。月約50~70件の出張買取を担当。 まだ業界でも数少ない「骨董品」の買取を得意とする、全店舗の買取部の責任者。
趣味も「美術館巡り」と、プライベートでも鑑定士としての目を養い、古美術品の深みにはまっております。

現在は出張買取だけでなく、骨董品についての勉強会を定期的に実施し、スタッフの骨董品の鑑定力のレベルアップに向けて邁進中。
また骨董品のオークションの振り師の経験もあり古美術業界にも精通しております。
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