世界的な人気を誇るグッチですが、その中でも創設者が手掛けた1980年代までの製品をオールドグッチと呼び、現在でも高い人気を誇っています。そんなオールドグッチの売却を検討している方は多いのではないでしょうか?
価値の高いオールドグッチですが、売るためのポイントや売る場所を間違えると安く買い取られてしまいます。
そこで今回は、オールドグッチの買取相場と査定のポイントをまとめました。オールドグッチを手放そうと考えている人はぜひ読んでみてください。
オールドグッチ(OLD GUCCI)の買取相場一覧表
ここではオールドグッチの買取相場を紹介しています。オールドグッチは流通量の少ない商品が多くて、ヴィンテージ市場でも高い人気があります。
商品名 | 買取相場 |
---|---|
GGプラス 2WAYショルダー | 12,000円~16,000円 |
GGプラス オールドグッチ トートバッグ | 12,000円~16,000円 |
GGキャンパス ボストン | 11,000円~15,000円 |
GGクロコダイル ショルダーバッグ | 10,000円~14,000円 |
ヴィンテージ バニティバッグ | 5,000円~20,000円 |
上記のオールドグッチの買取相場は目安です。実際には、保存状態や傷や汚れ、市場での価格変動によって買取価格は変わります。
買取価格が気になる場合には、買取専門店の査定を受けてください。
オールドグッチの買取相場を決める査定ポイント
昔から愛され続けてきたデザインや製品は今でも高い価値があります。しかし、同じオールドグッチであっても流行り廃りや希少性によって価格は変わります。
どのようにしてオールドグッチの買取価格が決まるのか、査定のポイントを解説していきます。
正規品と偽物の違い
オールドグッチの買取査定で、まずチェックされるポイントが正規品かどうかです。
グッチは世界的人気ブランドで市場でも取り引きされやすいため、偽物も数多く出回っています。
当たり前ですが偽物だと買取自体してもらえません。購入するときは正規店など信頼できるお店で購入することをおすすめします。
コレクションライン
オールドグッチの中でも、特に高値で取り引きされているのが、コレクションラインです。
以下のラインは高額になりやすいので、チェックしてください。
アクセサリーコレクション
アクセサリーコレクションは、1972年に設立されたグッチパルファム社から展開されたコレクションラインです。オールドグッチの半数はアクセサリーコレクションであるといわれています。
アクセサリーコレクションは「accessory collection」のロゴ、「MADE IN ITARY」の記載があるので、すぐに確認できます。
コレクターからも人気で紙タグや小冊子が揃っていれば高額で取り引きされやすいでしょう。
グッチプラス
グッチプラスは、アクセサリーコレクションに次いで有名なラインです。リバイバルもされておらず希少性が高いため、高値で取引されています。
GG柄の中に『PLUS』という文字が打たれているパターンを使ったバッグや小物が特徴です。
グッチプラスは1970年代にグッチが分裂したときにできたラインの一つで、すでに廃番になっています。
商品の状態
オールドグッチに限らず、ブランド品の買取価格は商品の状態に大きく影響されます。せっかくの希少品でも劣化が激しければ高額買取は期待できません。
商品の状態は外側だけでなく内部も重要です。
使っていなくても劣化してしまうことがあるので、使う予定がないオールドグッチは早めに売却することをおすすめします。
付属品の有無
ブランド品の買取には、ギャランティカード等の付属品が重要視されます。現行品のグッチでも付属品の有無で査定に影響があります。しかし、オールドグッチは、付属品の有無はあまり査定に影響しません。
ショルダーバッグのストラップは、査定金額に影響しますが、それ以外はあまりに気にする必要はないでしょう。
オールドグッチの本物と偽物の見分け方
オールドグッチは買取市場でも人気があるため、偽物も多く出回っています。オークションやフリーマーケットでブランド品が出品されていても本物とは限りません。
しかし、真贋はシリアルナンバー等でわかる場合もあります。オールドグッチの本物と偽物の見分け方を紹介します。
タグや刻印
グッチの偽物の場合は、ゴールドプリントの刻印が型押しに変更されていることもあります。
最近のグッチであれば型番で検索して商品を調べることもできますが、オールドグッチではほとんど調べられません。
グッチで偽物があまり出回っていないのは紙タグや職人の番号が刻印されたものです。このような製品であれば、本物である可能性も高く査定も期待できます。
シリアルナンバー
正規品を見分けるポイントにシリアルナンバーがあります。プリントもしくは型押しされていて、フォント等で正規品と偽物を見分けられることがあります。
しかし、シリアルナンバーが消えてしまっている場合には、判別できず買取不可になることがあります。
シリアルナンバーの型押しだけでもフォントや打刻の深さなどに違いがあります。
これはいくつもの製品を見た経験がないと判別しにくい部分なので、プロに査定してもらうのが確実です。
エンブレムやロゴ
グッチの場合は、エンブレムやロゴで見極めるのは難しくなります。
グッチはロゴネームのデザインを統一せず、いろいろなマークを使用しているため、見たことがないロゴであっても偽物だとは限らないためです。
真贋の見極めは難しいので、悩んだ時は専門家に確認してもらいましょう。
オールドグッチをより高値で売却する方法
オールドグッチは、工夫をすることで高値で売却できます。方法を解説するので、売却前に試してみてください。
日常の手入れを欠かさない
オールドグッチは新しめのものでも1980年代の製品で、何十年も経過したヴィンテージ物です。そのため、汚さない、傷つけないだけでなく日常的な手入れもおこないましょう。
まず柔らかい布で汚れをふき取ります。その後色落ちを防ぐために専用のクリームでコーティングしましょう。革は、オイルやワックスで保湿しておくと、新品の時のツヤが戻ってきます。
また、内側も劣化しやすい部分です。ぼろぼろと粉を吹く場合には、専用ブラシでブラッシングします。
内側を張り替えることも可能ですが、張り替え費用が買取価格よりも高くなる可能性が高いため、おすすめはしません。
付属品をそろえる
オールドグッチを売却するときには、付属品も一緒に査定してもらいましょう。オールドグッチはそこまで付属品は査定に響きませんが、ショルダーバッグのストラップは重要です。
紛失を防ぐためにも、保管するときには付属品とまとめておきましょう。
なるべく早めに売却する
皮製品は、使わなかったとしても経年劣化が進みます。高値で売却するためには、なるべく早く、劣化が進まないうちに査定を申し込みましょう。
断捨離や引っ越し等でオールドグッチが見つかった場合は処分する良いタイミングかもしれません。
実績豊富な買取専門店に持ち込む
希少なブランド品の価値をわかってもらうためにも、ブランド品の買取は査定士が在籍している買取専門店に依頼しましょう。
オールドグッチは偽物も出回っていて、査定には商品知識と経験が求められます。せっかくの希少品のオールドグッチも、知識がない人には価値がわからないことがあります。
買取専門店は販路も確立していて、まとめて売ると高値で買取してもらえることがあります。
またオークションやフリーマーケットは個人間の取引なので、トラブルに巻き込まれるリスクがゼロとは言えません。スピーディーかつ正確な価格で売却するなら買取専門店への依頼をおすすめします。