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更新日
2022.12.27.

上村淳之(絵画)の買取相場や査定ポイントを解説【比較表つき】

日本の伝統的な絵画である日本画は、その独特な雰囲気や技法から世界からも注目を集めています。

しかし、日本画を保有している人の中には、絵画を譲り受けたものの価値がわからない、価値がわからないから誰かに査定してほしいと考えている人も少なくないでしょう。

ここでは、日本を代表する画家である上村淳之の作品ついてまとめています。買取価格や査定のポイントも紹介しているので、ぜひチェックしてください。

上村淳之の作品の買取相場

作品名 買取相場
新雪(原画) 1,000,000~1,500,000円
雪野(原画) 700,000~1,000,000円
鶯(原画) 700,000~1,000,000円
鴫(原画) 1,000,000~1,500,000円

上村敦之の作品は、非常に価値が高いためその多くの作品が収蔵品となっています。そのため、市場で取り引きされることはそうはありません。

しかし、希少性の高い上村淳之作品の新作が市場に出た時には、高値での取引が期待できます。上村淳之作品は、市場や美術オークションで100万円以上で取り引きされた例も多数あります。

ただし、絵画につけられる価格は市場動向などによっても変化します。上記では、参考となる買取価格を目安として紹介しているので、詳しい価格は専門知識を持つ買取専門店で査定を受けてください。

上村淳之の代表作品

上村淳之は、1933年に京都画壇の家系に生まれた人物です。京都市立美術大学の日本画科に進学、順調に画壇への道を歩むこととなります。

数々の作品を残し、1992年には京都府文化賞功労賞を受賞しました。画家としての功績はもちろんのこと、京都市立芸術大学教授に就任するなど教育者としても功績が大きな人物です。上村敦之の代表作品について紹介します。

待春

上村淳之が制作に取り組んだ期間は70年にも及びます。中でもモチーフとしてよく使われたのが鳥です。在学中から鳥の飼育もしており、「鴨A」「鴨B」は高く評価され、大学に買い上げられました。

待春は、青いルリタキビが暖かい春を待つ様子を描いた作品です。梅の枝には、雪が重くのしかかり寒さを感じさせるとともに、生命力がある梅の花が春が遠くないことを知らせているようです。上村淳之作品の中でも人気が高く、市場でも高値で取引されています。

四季花鳥図

四季花鳥図は、花鳥画で有名となった上村淳之が、2010年に大阪新歌舞伎座緞帳画に使うための原画として描いたものです。アトリエに訪ねてくる四季折々の小鳥たちをテーマにした作品で、雪と松、梅や桜の春、新緑の初夏と、紅葉の秋、そして椿が咲いて冬と季節が巡る様子が精密に描かれています。

一見するとバラバラに描かれているようにも見える自然と鳥たちですが、全体を見渡した時に全体を引き締めまとめているのが余白です。上村淳之は、大切なのは余白であると語っており、余白のバランスによって空間に広がりを持たせているのです。

汀は、柔らかい背景のグラデーションが人を惹きつける作品です。凛とした鳥の姿や、水面の陰影から哀愁が漂います。

愛鳥家として知られる上村淳之だからこそ表現できた作品といえるでしょう。

檳榔樹

檳椰樹は、上村淳之が京都市立美術大学の助手となった時の作品です。上村淳之が28歳の時に描いた作品で、檳榔樹の大きな葉と鳥たちを題材に描かれました。

上村淳之の初期の作品は、油絵のように重厚感がある質感とダークトーンの色調が印象に残ります。それぞれの鳥たちの躍動感から深い奥行きが感じられる作品です。

丹頂

丹頂は、その名前からもわかるように鶴を描いた作品です。鶴は長寿の象徴であることから、古来より愛されてきました。

満月に照らされる鶴は、より一層優美に舞い踊ります。上村淳之の代表的な作品であることから、広く愛好家の間で取り引きされている作品です。

秋映

秋映は、上村淳之の晩年に描かれた作品です。上村淳之は、もともと自然への憧憬が強い芸術家ですが、後期作品は独時の世界観が色濃くなっています。

秋映は、鴫の華奢な姿と、情景の美しさ、自然の情感や郷愁が人の感情に強く訴えかけてくる作品です。

高額査定されやすい上村淳之作品のポイント

上村淳之の作品は、文化庁からも買い上げられるほどの高い芸術性を誇ります。日本のみなならず海外からも引き合いがあるほどです。

上村淳之の作品の中でも、高額で査定されやすいものはどういったものなのか、ポイントをまとめました。

花鳥風月を描いた作品

上村淳之の代表作といえば、花鳥風月が描かれた作品です。中でも、バランスよく花鳥が描かれていて背景まで緻密に書き込まれた作品は高値での買取が評価されています。

花鳥画に空間を切り取ったような臨場感がある表現を取り入れつつも、繊細で可憐な花鳥画や動物画は上村淳之の本骨頂ともいえ高価買取につながりやすいでしょう。

また、上村淳之の初期作品は、油絵のような重厚感や暗めの色調が特徴でしたが、晩年に向けて現代的な世界観や華やかさが表現されるようになります。若い時の作品よりも、全盛期との声も多い晩年の色彩豊かで美しい花鳥画が人気で、高値で取り引きされます

直筆作品や版画作品の原画

一言で日本画と呼ばれる作品の中には、水墨画や浮世絵、版画などさまざまな種類があります。それぞれ違う魅力がありますが、買取価格が高くなりやすいのは作品の奥行きを感じさせる直筆作品です。

直筆作品は、版画のように大量に刷ることができず、流通量が少ないため高価買取につながりやすくなります。

リトグラフやシルクスクリーンと呼ばれる版画は、流通量も多いため高値がつきにくい場合もあります。限定部数で刷っている作品の場合には、数万円が買取相場です。ただし、版画は数万円~十数万円でも、版画作品の原画は数十万円~百万円以上の値がつくこともあります。

号数の大きな作品

日本画は基本的に作品が大きいほど、買取価格が高くなる傾向があります。

そのため、売却を検討する時や日本画の価値を調べる時には査定をスムーズにするため、号数や大きさも確認しておきましょう。

号数がわからない場合でも、縦×横のサイズを測っておくことをおすすめします。

真作

有名な作家になると、作品は偽物が多く出回りやすいといえます。売却する場合には、真作かどうか、贋作やレプリカではないかどうかを、まず確認されます。

もしも、贋作やレプリカだった場合には、買取されたとしても価値が一段と下がる可能性があります。

真贋を見極めるための鑑定書やシールなどがある場合には必ず一緒に査定に持ち込んでください。付属品を一緒にしておくことで真作である証明になり、買取価格が上昇する可能性もあります。

保存状態が良い

日本画に限らず、美術品や骨とう品は保存状態が良いほうが高値で買い取られます。ただし、上村淳之のように高名で評価の高い作家の真作であれば、経年劣化があっても高値がつく可能性が高いでしょう。

経年劣化とは、直筆の場合には画面上のヒビや割れや退色、シミを指します。また、版画だと折れや汚れ、経年による退色、カビなどです。

真作でかつ保存状態がよければより高額の査定も期待できるので、できる範囲で適切な保管を心がけましょう。紫外線や湿気を避けるためには、作品を袋や箱に入れて直射日光が当たらないようにしてから、湿度や温度変化が少ない風通しが良い場所に保管してください。

付属品の有無

日本画には、作品を入れる共箱や鑑定書、保証書といったものが付属する場合もあります。

付属品があることで、真作かどうかの鑑定にも役立ちます。売却するときには、これらの付属品は必ず査定に一緒に持ち込むようにしてください。

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切手バイヤー
安達 淳

鑑定士として約8年。
現在では新入社員の教育、スーパーのスペースを借り買取を行う催事買取を担当。
歴史の背景に沿いながら正しく物を鑑みることができるスタッフの育成にも携わっております。

お客様の大切にされていた物の歴史を遡り物の市場価値を判別するだけでなく、お客様の気持ちまでその時代に戻してくれるような接客が、老若男女問わず好評で顧客様を多く抱えるスタッフの1人。

バブル時代の日本人の流行の象徴でもある「切手」には特に精通しており、日本の切手はもちろんのこと、海外の切手まで幅広い知識を持っております。
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